AI

フィジカルAIの現在地──世界のスタートアップの動向と、日本の起業家がいま賭けるべき場所

いま、世界のスタートアップ業界でホットなトピックの一つが「フィジカルAI」。今回のAI探求ラボでは、「フィジカルAI」の定義にはじまり、世界の事例にみる現在地とトレンドを整理しました。そのうえで、「いま、日本のスタートアップが賭けるべきホワイトスペースはどこなのか」。その風穴を見出す記事を書いてみることにしました。この記事が「フィジカルAI」の領域に挑戦する日本発のスタートアップにとって、少しでもインスピレーションにつながりますように。
起業ストーリー

Sotasが挑むのは、化学産業全体のデータプラットフォームの構築

Sotasが目指しているのは、化学産業のデータプラットフォーム。創業時に決めていたのはプロダクトではなく、この構想でした。「本当に守るべきデータは全体の1%もない」と代表取締役の吉元裕樹さんは言います。何を機密とするかの基準は各社で曖昧で、判断がつかないものまで機密扱いになる。外に出ないデータは、ネット上にもありません。だからAIも学習できていない。表層は渡し、産業の深いところは自分たちで持つ。化学産業を内側から変えていく構想を語ります。
戦略

「モデルが20%良くなったら、Harveyは60%」 その成長の裏には弁護士集団「リーガルエンジニア」がいた ──Harvey COO Katie Burke

組織の約25%を弁護士が占め、ARR 3億ドル前後、世界12拠点・社員1,000人規模へと急拡大するリーガルAI「Harvey」。そのCOOを務めるKatie Burkeは、HubSpotのChief People Officer時代に「カルチャーこそ差別化要因だ」と語り、日本の起業家たちを鼓舞した人物です。あれから約6年。今度は「プロダクトと人の両方が最優先だ」と語るKatieが、Harveyのスピード経営・Moat・リーガルエンジニアとFDEの役割・AI時代の良いマネージャー像・人材とカルチャーへの投資まで、その哲学のすべてを語りました。