昨年度に引き続き開催する「ALL STAR SAAS BOOT CAMP」。主にシードからアーリーフェーズの企業や、起業準備中のSaaS起業家へ、T2D3をハックするためのメソッドを見つけ出していきます。今年度の最終回となる第4回、そのテーマは「人事制度」です。「人」や「組織」こそSaaSが成長する源泉。組織のメカニズムを知り、人事的な課題にも適切に取り組むためにも、より良い人事制度の構築が欠かせません。そこで今回のゲストに金田宏之さんをお招きしました。大学卒業後、組織変革のコンサルティングファームで、大企業向けに人事制度の改善・改革に取り組んだほか、企業合併に伴う人事制度の整備、監査法人、大学法人、NPOといった組織体の人事制度設計も経験。その後、独立し、現在は主としてスタートアップに特化しての組織・人事の制度設計や運用をサポートしている、文字通り、人事制度のプロフェッショナルです。
なぜ採用がうまく進まないのでしょうか。それは、採用を人事任せにしているせいかもしれません。特に、部門責任者のみなさん、採用にどれほどタッチしていますか?ここでロールモデルとして取り上げたいのが、ネット印刷・集客支援のプラットフォーム事業や物流プラットフォーム事業などを手掛けるラクスルです。彼らは、部門責任者を中心とした採用活動で、組織や事業を拡大させてきました。ラクスルの人事を統括するDirector of HRの大原一峰さんと、執行役員でラクスル事業 VP of Growth BUを務める渡邊建さんを招き、ラクスル流の「採用オーナー制」について伺いました。