AIから工場を作るか、工場にAIを組み込むか──世界と日本のAIネイティブ工場スタートアップ

この「AI探求ラボ」では、過去2回にわたって、フィジカルAIにおける国内外スタートアップの動向を解説してきました。前回取り上げたPhysical Intelligence、Figure AI、Skild AIは、いわば「ロボットの脳」を作るAI企業です。いずれも数十億〜数百億ドル規模の評価額を獲得しているように、フィジカルAIはこの2〜3年で急速にVCマネーと市場の注目を集めてきました。今回、目を向けるのは、ロボットが働く場である工場そのものを、AIを中核に据えて動かす「AIネイティブ工場」です。

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「AIに全振り」で営業生産性6倍のRampが実践する、スピード経営と組織変革

企業の支出削減を武器に、創業5年で評価額1兆円、ARR10億ドルを達成したRamp。彼らは企業の支出管理を一気通貫で自動化するプラットフォームを提供している。急成長を支えるのは「日数をカウントする」という独自の企業カルチャーと、AI活用による圧倒的な生産性向上だ。営業一人あたりの目標数値は競合の5倍が求められ、エンジニアの採用にはLLM活用が必須条件など、Ramp流の組織構築にも迫った。共同創業者兼CEOのEric Glyman氏に、AI時代のスタートアップ経営の実践手法を語ってもらう。

「モデルが20%良くなったら、Harveyは60%」 その成長の裏には弁護士集団「リーガルエンジニア」がいた ──Harvey COO Katie Burke

組織の約25%を弁護士が占め、ARR 3億ドル前後、世界12拠点・社員1,000人規模へと急拡大するリーガルAI「Harvey」。そのCOOを務めるKatie Burkeは、HubSpotのChief People Officer時代に「カルチャーこそ差別化要因だ」と語り、日本の起業家たちを鼓舞した人物です。あれから約6年。今度は「プロダクトと人の両方が最優先だ」と語るKatieが、Harveyのスピード経営・Moat・リーガルエンジニアとFDEの役割・AI時代の良いマネージャー像・人材とカルチャーへの投資まで、その哲学のすべてを語りました。

超入門!ストックオプションの設計と運用:人事制度のプロ・金田宏之に聞く「成長企業のSO戦略」

ARR1億円を超え、PMFやシリーズAを迎えるフェーズで、多くのスタートアップ経営者がストックオプション(SO)設計に悩んでいます。ALL STAR SAAS FUNDメンターで人事制度の専門家である金田宏之さんが、SOの基本設計から実践的な活用法まで解説。コミュニケーションとグランドデザインの重要性、退職時の持ち出し問題、「身銭を切る」感覚の醸成など、SaaSスタートアップが押さえるべきSOのポイントを紹介!

【パラノイアだけが生き残る】「突き切った人の方が勝率が上がる」クラシルCEO・堀江裕介が10年で見出した、恐怖に向かって走る経営論

22歳で起業し、10年以上にわたってクラシルを率い、成長させてきた堀江裕介さん。ヤフー(現・LINEヤフー)による子会社化、上場を経て、今なお進化を続ける経営者が語る「起業家の生き様」とは?起業家として10年間で学んだ事業ドメインの選び方、撤退基準、トップダウン経営の哲学、そして「恐怖に向かって走る」ことの重要性をお聞きしました。スタートアップ経営者が直面する、現実と向き合うための実践的な思考法を学びます。

働きたい会社No.1に輝いたHubSpot CPO Katie Burkeに聞く、ハイパフォーマンスでハッピーな組織文化の作り方

「2020年に働きたい会社」第1位と評され、その取り組みにも注目が集まるのがクラウド型CRMプラットフォームを展開するHubspot。今回は、HubSpotでCPOを務めるKatie Burkeさんに、前田ヒロがカルチャーや組織、コミュニケーションをテーマにインタビューしました。

社会変革とスタートアップ起業〜物流業界で非連続な成長を志向する中で得たVertical SaaSの教訓〜アセンド CEO 日下瑞貴〜

クラウド化が遅れている物流業界は、2024年問題による輸送能力不足という課題に直面しています。このような状況下で、アセンドは複雑な業務オペレーションの標準化に挑戦し、Vertical SaaSの立ち上げに取り組んできました。創業者が語る起業の経緯、SaaS開発の苦労、そしてブレイクスルーの瞬間を時系列で追いながら、Vertical SaaS企業としての成長過程を探ります。この事例を通じて、他のVertical SaaS起業家に向けた貴重な教訓と学びを提供していきます。

HubSpot流「オンボーディング」のポイント:完全リモートでも心がける“インクルーシブ”な雰囲気づくり

製品や組織のみではなく企業のカルチャーをより深く学び、会社と人がお互いを理解する重要な機会となる「オンボーディング」。このオンボーディングをテーマにした記事をお届けしたいと思った時、「人」を中心に置いたカルチャーを大切に守り続けているHubSpotの事例を聞いてみたい、と思いました。インタビューの結果、やはりそこには「人」を中心としたインクルーシブなオンボーディングプログラムがありました。

【人事体制の構築ポイント】SmartHRの組織人事から学ぶ、社員数1,000人までの「壁」の超え方

2015年のサービス提供から、驚異的なスピードでARR100億円を達成し、今なお勢いが止まらないSmartHR。直面するハードシングスはスタートアップによって異なりますが、どの企業も共通してぶつかるとされるのが、俗に言う「組織の壁」でしょう。では、SmartHRはどのように、乗り越えてきたのか。SmartHR執行役員・VP of Human Resourceである薮田孝仁さんとSmartHRシード期から人事コンサルタントとして組織づくりをサポートしてきた、インプリメンティクスの金田宏之さんにお話を伺いました。

【カスタマーサクセスの新たな責務】今こそ「アウトカム」を特定すべき理由、その特定プロセスを知る

「カスタマーサクセスとは、アウトカムを顧客に与えるビジネスアプローチである」とメッセージを送る山田ひさのりさん。提供するプロダクトを顧客に活用してもらうことがCSの目標だった2022年頃までとは異なり、昨今ではSaaSベンダーは顧客から選ばれ続けるために、自社が提供しているプロダクトやサービスの「成果(アウトカム)」を説明する必要に迫られています。では、そもそも「アウトカム」とは一体何なのでしょうか。そして、アウトカムを特定すべき理由、特定する事業的メリットとは。今回の記事ではアウトカムにまつわる基本的なお話をお伝えします。