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「ロボットのOpenAI」は誰になる?フィジカルAIの勝ち筋と日本での機会を、Physical Intelligence・Figure AI・Skild AIに見る

今回は、フィジカルAI領域における期待のスタートアップ3社それぞれの創業ストーリー、事業コンセプト、戦略を整理します。そこから見えてくる共通点と違い、そして日本の起業家にとっての機会についても考えていきます。

AIプロダクトを売らずに、自分たちがやる。Y Combinator出身 AIネイティブサービス企業 Harper CEOが語る判断軸

Goldman Sachs、Carlyle、Coatueとウォール街のキャリアを歩んだDakotah Rice(ダコタ・ライス)さんが、手元5万ドルで自宅のキッチンテーブルから立ち上げた法人向け保険ブローカー「Harper」。保険会社の求人にIndeedで応募し、現場に入り込み、既存のAIツールを現場の人間が嫌がる様子を目撃したことで「自分たちでやるしかない」と確信。現在はセールス1人あたりの新規売上を業界平均の6倍にあたる年間120万ドルに引き上げ、1件1〜2時間かかっていた申込書類を300件まとめて1〜2時間で処理できる仕組みを構築しました。CRMから電話システム、QA、セールスイネーブルメントまでを内製し、「社内ツールこそがプロダクトのすべて」と語るダコタさんが、AIネイティブ企業の設計思想と自社のMoatを語り尽くしました。

フィジカルAIの現在地──世界のスタートアップの動向と、日本の起業家がいま賭けるべき場所

いま、世界のスタートアップ業界でホットなトピックの一つが「フィジカルAI」。今回のAI探求ラボでは、「フィジカルAI」の定義にはじまり、世界の事例にみる現在地とトレンドを整理しました。そのうえで、「いま、日本のスタートアップが賭けるべきホワイトスペースはどこなのか」。その風穴を見出す記事を書いてみることにしました。この記事が「フィジカルAI」の領域に挑戦する日本発のスタートアップにとって、少しでもインスピレーションにつながりますように。

「モデルが20%良くなったら、Harveyは60%」 その成長の裏には弁護士集団「リーガルエンジニア」がいた ──Harvey COO Katie Burke

組織の約25%を弁護士が占め、ARR 3億ドル前後、世界12拠点・社員1,000人規模へと急拡大するリーガルAI「Harvey」。そのCOOを務めるKatie Burkeは、HubSpotのChief People Officer時代に「カルチャーこそ差別化要因だ」と語り、日本の起業家たちを鼓舞した人物です。あれから約6年。今度は「プロダクトと人の両方が最優先だ」と語るKatieが、Harveyのスピード経営・Moat・リーガルエンジニアとFDEの役割・AI時代の良いマネージャー像・人材とカルチャーへの投資まで、その哲学のすべてを語りました。