ALL STAR SAAS BLOG

「強いチーム」の定義から逆算せよ──Sales Marker CTO・陳 晨が語る、AI時代のエンジニア採用は「Why・What・Who」を考えられる人材へ

急成長を続けるSales Markerの開発スピードを支えるのは、26ヶ国から集まった70名のエンジニア組織です。CTO・陳 晨さんが追求したのは「強いチーム」の本質。言語や国籍という採用要件を削ぎ落とし、ポジショニング戦略で優秀人材を獲得。AI時代に求められるエンジニア像を「Why・What・Who」を考えられる人材と再定義し、コーディングエージェントは効果測定を徹底。AIネイティブプロダクトの品質管理には「AI QAエンジニア」という新職種を生み出していると言います。「CTOは経営者の一人」という信念のもと、採用からバックオフィスまで関与し、企業のボトルネックを技術で解決し続ける。グローバルな視点と逆算思考が生んだ、AI時代の組織論を深掘りします。

【ハイクラス採用の実践論】ナレッジワークが実践する、希少人材を振り向かせる技術──毎日30分の定例、105人との面談、そして勝負を分ける「しつこさ」

「採用と営業は似ているところがたくさんある。良いプロダクトを売るのではなく、相手が求めているものを探す旅である」──そう語るのは、ナレッジワークでハイクラスの採用を主導して、数々のハイクラス採用を実現してきた江良亮人さんです。キャリアの8割をセールスマネジメントで過ごし、採用の世界へ転身した江良さんが辿り着いた答えは、「サーチングこそが、すべて」。多くの人材に会い、仮説を検証し続けることで、ベストマッチな人材を見つけ出せるのです。エージェントからの推薦のみに頼らず、転職潜在層から希少人材を獲得するための実践論を聞きました。

RightTouchが実証する「プロフィットセンター化」の条件──エンタープライズ戦略が可能にしたExpansion責務の再定義【カスタマーサクセス進化論】

「カスタマーサクセスはコストセンターか、プロフィットセンターか」──この問いは2018年から日本のSaaS業界で繰り返し議論されてきましたが、明確な答えは出ていませんでした。しかし今、この議論に一つの回答を示す企業が現れました。それが、コールセンター/カスタマーサポート領域に特化したコンパウンドSaaSを提供するRightTouch社です。その要点は「DAY1からエンタープライズをターゲットに据える」ことで「カスタマーサクセス組織がExpansionを担う」ことが必然的に成立するということ。以下、ALL STAR SAAS FUNDのメンターで、日本カスタマーサクセス協会代表理事の山田ひさのりさんによる寄稿です。