「今週のSaaS×AIニュース」ピックアップ!
*SaaS×AI Weeklyは、ALL STAR SAAS FUNDが毎週ピックアップした記事を日本語で要約し、一部メンバーからのコメントを入れてお届けしています。

Sarahの賭け──フロンティアラボの外側で、次のユニコーンは生まれるか
「Sarah's Wager」 by Dom Cooke on Colossus
ColossusのDom Cooke氏が、Conviction創業者のSarah Guo氏を追ったプロフィール記事です。AnthropicやOpenAIといった巨大ラボは、「モデル」だけでなく、そのうえに乗るツール・エージェント・アプリまで自ら手がけようとしています。Guo氏はそこで「ラボはすべてを作り切れない」という賭けに立ち、Harvey・Baseten・OpenEvidenceなど非ラボ系AIスタートアップに集中投資しています。日本のシード・アーリーAI/SaaS起業家にとっては、巨大ラボの垂直統合圧力のなかで、どこに独自の参入障壁(Moat)を築けるかを考えるうえで示唆に富む内容です。
ラボの垂直統合圧力が投資テーマの起点に
Opus 4.5以降エージェントが実用レベルに達し、AnthropicやOpenAIは自社モデルの上に乗るツールやアプリまで自前で構築しはじめています。2026年第1四半期のVC投資3,000億ドルのうち65%がAnthropic・OpenAI・xAI・Waymoの4社に集中しており、Guo氏はこの構造に対して「モデル一強が社会を飲み込む未来は望まない」と明言し、あえてラボの外側に賭けています。
信頼とデータ主権がラボ依存を嫌う顧客の拠り所
Harvey(法律AI、評価額110億ドル)は、法律事務所がラボの汎用モデルに機密情報を渡したくない、あるいは単一ラボへの依存リスクを避けたいというニーズに応えています。トークン価格の大幅な値上げを受けて顧客の反発が強まり、非ラボ系のインフラ・アプリケーション企業への需要が加速しています。PalantirのCEOであるAlex Karp氏も「(巨大ラボの)ごまかしはもう通用しない(The jig is up)」とコメントしています。
推論(インファレンス)レイヤーの独立が新たな供給網を生む
Baseten(評価額130億ドル)は、企業が自社モデルやオープンソースモデル(中国・欧州製含む)を自前で運用できる基盤を提供しています。ラボへの一極依存を避けたい企業からの需要を受け、過去12ヶ月で推論量は40倍、売り上げは20倍に急伸しました。
人間による導入支援(HITL)がモデル向上とともに重要化
Harveyは200人の弁護士を雇用し、顧客企業がAIから価値を引き出す支援を行なっています。Guo氏は「モデルが良くなるほど、人がAIから価値を引き出す仕事の重要性はむしろ拡大している」と指摘しており、<yellow-highlight-half-bold>モデル性能そのものより、導入・定着支援にこそ大きな事業機会が存在します。<yellow-highlight-half-bold>
既存業界の巨大な非効率と「神業」起業家による開拓
医師向けAIチャットボットOpenEvidenceは創業5年で全米医師の約65%が利用するまでに急成長し、シリーズBは数百万ドル規模の売り上げに対して35億ドルの評価額(売り上げの約1,000倍)で成立しました。パートナーのMike Vernal氏は、広告市場としての医療分野の潜在規模を「Google検索に匹敵する」と分析しています。
フロンティア人材の争奪戦がラボ間で加速
Andrej Karpathy氏のAnthropic入社、Noam Shazeer氏のOpenAI移籍、John Jumper氏のGoogleからAnthropicへの移籍など、トップ研究者の引き抜きがAnthropic・OpenAI・xAIの3社に一極集中しつつあります。これにより、業界構造がさらに少数の巨大プレイヤーに収斂する兆候が見られます。
EXIT環境の未成熟とアーリーステージ投資の課題
Conviction創業から数年が経ちますが、ポートフォリオ企業からまだ大型IPOは出ていません。パートナーのPranav Reddy氏は「まだ序章に過ぎない」と述べています。プライベート市場での資金調達は続くものの、いずれ公開市場での実証が必要になるとされています。
プロダクトが良いだけでは事業にならない──ハードウェアスタートアップの成否を分ける7つの採用
「The 7 Hires a Hardware Startup Needs to Get Right」 by Zabie Elmgren on a16z
a16zのZabie Elmgren氏が、ロケット・ドローン・工場など物理製品を扱うスタートアップの採用を論じた記事です。エンジニアリング以外の7つの機能(製造・デプロイメント・サプライチェーン・財務・営業・政策・マーケティング)の採用が、いかに事業の成否を左右するかを解説しています。AI/SaaSのようなソフトウェア中心の起業家にとっても、非エンジニア職の採用基準と組織設計の考え方は、スケール期の組織構築に直接応用できる点で参考になります。
製造人材の獲得における「量産文化」の重視
Teslaのテキサス4680電池工場を率いたDrew Baglino氏は、自動車業界ではなく高速ボトリング工場や注射器製造ラインから人材を採用しました。ドメイン知識は教えられますが、量産に対する規律とスピード感は後から身につけるのが難しいためです。
デプロイメント担当は「プロセス管理者」ではなく「結果責任者」であるべき
デプロイメントは現場での予期せぬトラブルを泥臭く解決する仕事であり、単に手順をなぞる管理者ではなく、何が何でもやり遂げる「結果責任者」が求められます。Base Powerの事例では、現場を力強く牽引するハスラー型の人材と、過去に製品の失敗を経験した技術専門家をペアにする体制が効果的とされています。採用は、最初の10件の導入が見えてきた段階が理想的なタイミングです。
サプライチェーンは「交渉力・技術理解・プログラムマネジメント」の三位一体が必要
Rivianの事例では、R1で600社超のサプライヤーを抱えた反省から、R2では意図的に集約し、複雑性を減らす判断をしています。「交渉力・技術理解・プログラムマネジメント」をあわせ持ち、どこまで内製化し、どこを外部委託するかの見極めができる人材の選定が最重要となります。
CFOは「記録係」ではなく「資本最適化のパートナー」であるべき
Hadrianの創業者は、今後10年の価値創出の半分は資本最適化によるものだと述べています。初期は実行型のコントローラー人材、成長後は戦略型CFOへと役割を進化させていく点が特徴です。
創業者自身による「営業の型化」と専門人材の採用
Andurilの初期メンバーによれば、政府向け・規制産業向け営業では、予算保有者・調達担当・エンドユーザーという3者を明確に区別できる人材が不可欠です。また、<yellow-highlight-half-bold>創業者自身が営業を経験して「型」を作らなければ、他者の巧拙を正しく評価できない<yellow-highlight-half-bold>とされています。
ポリシー(渉外・法務)人材は「技術」と「政治」の両方の言語を話せる必要がある
実務では、政策の失敗が会社を潰しかねない領域(エネルギーなど)では法務配下に置き、戦術的パートナーシップが主目的の領域(防衛など)では事業開発配下に置くのが一般的です。技術と政治の両方の言語を話せる人材が求められます。
マーケティングは業界外・専門外からの採用が創造性を生む
Base PowerのCole Jones氏はSpaceX出身のオペレーションエンジニアで、伝統的なマーケティング経験はありませんでした。Andurilの「Don't Work at Anduril(Andurilでは働くな)」のように、都合の悪い部分を隠さず正直に伝えるメッセージングこそが、真に会社にあう人材を引き寄せます。

同じ売り上げ・同じ経費でも、資金は18ヶ月にも6ヶ月にもなる──カギは「現金回収率」
「You Should Be Collecting At Least 100% Of Your MRR Each Month in Cash. Ideally, 110%+.」 by Jason Lemkin on SaaStr
多くのB2Bスタートアップにおいて、自動決済システムを通さない「請求書払い」の現金回収は驚くほど軽視されています。売掛金の回収プロセスが未整備で、請求書を送りっぱなしにして放置するケースが後を絶ちません。本記事は、重要なKPIとして「月次MRRの100%以上(理想は110%以上)を現金で回収すること」を提案し、キャッシュマネジメントの重要性を説いています。
請求書払いへの移行による回収率の悪化
PLG(プロダクト主導型成長)モデルでは決済が自動化されていますが、大手企業顧客が増えるにつれて「請求書払い」の割合が高まります。フォローアップを行なう経理担当がいないと、請求書は送りっぱなしになり、見込んでいた年間契約のキャッシュが想定通りに入ってこなくなります。
未回収でも手数料が発生し、キャッシュが二重に失われる
OTE(達成目標に応じた歩合給の仕組み)を設定している場合、未入金の状態であっても営業担当へ手数料(15〜20%)を全額支払ってしまうケースが多く見られます。これが<yellow-highlight-half-bold>未回収の請求と重なると、実質的にMRRの約50%しか手元に残らないという事態に陥りかねません。<yellow-highlight-half-bold>
回収率の違いだけで、資金の持続月数が劇的に変わる
MRR10万ドル・従業員20人・現金100万ドルという同一条件であっても、回収率110%であれば資金は約18ヶ月持ちます。一方で、回収率60%で、かつ手数料を先払いしている場合、資金はわずか6〜7ヶ月で底をついてしまいます。対策として、週次で回収率100%以上を目標に掲げ、週4〜8時間だけでも回収(A/R)業務を行なう担当者を置くことが極めて有効です。
回収率の悪化に気づいていないケースが多い
近年、MRRの60〜70%しか回収できていないスタートアップが増加しています。そもそも「回収率」という指標自体を追跡していないため、その異常に気づいてすらいないのが実情です。放置された未回収債権は時間が経つほど回収が困難になり、最終的には貸し倒れとして償却せざるを得なくなります。

PMの半分が岐路に立つ理由──「輝かしい肩書き」から「自ら何を作り、リリースしたか」へ、ビルダーへの再定義
「Why half of product managers are in trouble | Nikhyl Singhal(Meta, Google)」 by Lenny Rachitsky on Lenny's Newsletter
Nikhyl Singhal氏(シニアプロダクトリーダー向けコミュニティ The Skip 創業者、元Meta・Google・Credit Karmaのプロダクト責任者)が、これからのプロダクトマネジメントの変化を論じた記事です。今後2年はPM史上最も混乱する期間になり、現在のPMの約半数が岐路に立つと指摘しています。単なる職種論ではなく、「自ら手を動かして作れる人=ビルダー」へと評価軸が移っていくことの重要性が浮かび上がる内容です。
今後2年は、プロダクトマネジメント史上最大の「大混乱期」になる
Singhal氏は、AIによる働き方の転換により、現在のPMの約半数が「これまでのスキルが通用しなくなるリスク」に直面すると指摘しています。適応できるか否かでキャリアは極端に二分されます。特に<yellow-highlight-half-bold>「仕様書を書いて他人に開発を任せるだけ」の調整型の役割は、AIが実装を代替する環境において急速に価値を失っていきます。<yellow-highlight-half-bold>
「有名企業の肩書き」から「自ら何を作りリリースしたか」への評価軸のシフト
これまで転職市場で強力な武器だった「有名企業のロゴが並ぶ履歴書」の価値は、今後低下していくと予想されています。これからの時代に問われるのは社内調整のスキルではありません。最新ツールを駆使して実際に自ら何を形にし、プロダクトを世に送り出したかです。自身の手を動かして高速でプロトタイプを作り顧客に届ける、いわゆる「ビルダー型」の人材に需要が集中します。
「3万人削減・8,000人再雇用」:AIファースト組織へのドラスティックな入れ替え
Singhal氏の予測によれば、今後1〜2年の間に、企業は3万人規模の既存人員を手放す一方で、AIファーストで動ける人材を新たに8,000人採用し直すといった、劇的な組織の組み替えを実行します。これは単なる頭数の削減ではありません。組織そのものを「AIを前提とした極めて身軽なチーム」へとアップデートするため、採用要件を根本から組み直すフェーズに入ることを意味しています。
資金調達ニュース
[海外]
🏗️ バーティカル
- Meshy — テキストや画像から数十秒〜1分程度でプロ品質の3Dモデルを生成できる基盤モデルを開発。ゲーム開発や3Dプリンティング領域を中心に、生成AIによる3D制作プロセスの劇的な効率化を実現している。シリーズBで約4億ドルを調達、評価額は15億ドル。IDG Capital、Matrix Partners China、Monolith(共同リード)が参加(Yahoo! Finance)
- American Growth Insurance — AI活用型保険ブローカレッジ・ロールアップ企業。独立系保険代理店を買収し、自社開発AI技術を組み込んで運営効率化を図る。7,000万ドルのキャピタルコミットメントを獲得。投資家はAtomic、Rockbridge Growth Equity。(SiliconANGLE)
- Fora — 旅行アドバイザー向けプラットフォーム。個人が旅行代理店として独立開業できるインフラと、埋め込み型AIアシスタント「Via」を提供する。6,000万ドルのシリーズD、評価額10億ドル。投資家はForerunner Ventures(リード)、Tactile Ventures(リード)、Insight Partners、Thrive Capital。(TechCrunch)
- Arrakis — 製造分野の基幹業務にAIエージェントを実装する「AIデプロイメント」企業。エネルギー・物流・航空宇宙などの既存システムに接続する形でAIエージェントを導入し、大規模な移行なしに業務効率を高める。シリーズAで3,000万ドルを調達、評価額は1億4,000万ドル。Blossom Capital(リード)、Accel、GFC、MainObject、Rerailが参加(Yahoo! Finance)
- Genius AI(旧GlossGenius) — 美容・ウェルネスなどの対面型サービス事業者向けに、予約・決済・マーケティング・スタッフ管理などをAIで自動化する経営プラットフォームを提供。エージェント型AI機能の拡充によりサービス業全体への展開を進めている。シリーズDで4,400万ドルを調達、評価額は11億5,000万ドル。Lux Capital(リード)、Bessemer Venture Partners、Imaginary Ventures、L Catterton Growth、2048 Ventures、StepStone Private Venturesが参加(Yahoo! Finance)
- Applied Computing — ロンドン拠点、エネルギー事業者向け基盤AIモデル「Orbital」を開発。物理・化学工学データと言語モデルを統合し、製油所などの運用上の意思決定を支援する。シリーズAで2,000万ドルを調達。投資家はKBR(リード)、Databricks Ventures。(TechCrunch)
🛰️ フィジカルAI
- Atoms — 元Uber CEOのトラビス・カラニック氏が、ゴーストキッチン事業CloudKitchensをリブランドして立ち上げたロボティクス企業。重工業の自動化を軸に、物理世界のオペレーションをソフトウェアで理解・予測・制御することを目指す。2026年3月には元Uber同僚が率いる重工業自動化企業Prontoを買収した。17億ドルを調達し、Andreessen Horowitz(リード)に加え、Bain Capital、Fifth Wall、Uberが参加。Ben Horowitz氏が取締役に就任する(評価額非開示)(TechCrunch)
- CuspAI — 英国ケンブリッジ拠点の素材探索AI企業。半導体・炭素回収・水処理向けに、製造可能性を検証する新素材をAIで発見するプラットフォームを開発。4億5,000万ドルのシリーズB、評価額26億ドル。投資家はKleiner Perkins(リード)、NEA(リード)、Bezos Expeditions、Glade Brook Capital Partners、Lux Capital、AMD Ventures、UK Sovereign AI Venture Fund、Temasek、Prosus。(Yahoo! Finance)
- Humanoid — ロンドン拠点、産業用ヒューマノイドロボットを開発するAI・ロボティクス企業。独自AIプラットフォーム「KinetIQ」により知覚・推論・動作制御を統合し、製造業・物流・小売業界向けに自律動作するホイール式ロボットを展開。シリーズAで1億5,200万ドルを調達。評価額は13億5,000万ドル。投資家はPrime Movers Lab(リード)、Bosch、Schaefflerなど(Tech.eu)
- Gritt — 建設現場でレンタルした産業用ロボットアーム(Kawasaki製など)に自社開発AIを組み込む形で資材の運搬・設置などの労働集約的作業を自動化。太陽光発電所建設向けのソーラーパネル設置高速化から展開を開始。シリーズAで2,600万ドルを調達。Obvious Ventures(リード)、Union Square Ventures、Active Impact Investmentsが参加(Seedtable)
🏢 エンタープライズ
- Databricks — データ分析・AI基盤プラットフォーム。企業が多様なソースの複雑なデータを取り込み、分析し、AIアプリケーションを構築できる環境を提供する。評価額1,880億ドルで新ラウンドを実施。調達額は非開示ながら、他媒体報道では約30億ドル規模とされる。資金は未着金で、クローズは今夏後半の予定。2026年2月のシリーズL(50億ドル調達)時の評価額は1,340億ドルで、わずか5ヶ月で1.4倍に跳ね上がった。投資家はCoatue Management(リード)(TechCrunch)
- Sable — 「AI従業員」(自律型AIエージェント)「Aidan」を開発。顧客との商談・製品デモ・営業対応をエンドツーエンドで代行する。4,500万ドルを調達。投資家はSequoia Capital(リード)、8VC(リード)、BoxGroup、SV Angel、Valor Atreides AI Fund、Sabrina and Evan Hahn。(Yahoo! Finance)
- Velocity — AIアプリケーション向けのリアルタイム収益化・コンテキスト広告インフラを開発。AIとの会話から得られるユーザーの意図シグナルを基に、サブスクリプションに依存しない新たな収益源を提供する。シードで2,700万ドルを調達。NFX(リード)、Red Dot Capital Partners(リード)、Stardom Ventures、Corner Ventures、Transcendが参加(CTech)
- Runta — AIエージェント実行基盤(サンドボックス型ガードレール)開発企業。エージェントのアクセス権限・支出上限・行動ログを制御する仕組みを提供する。2,000万ドルのシード資金調達。評価額は1億ドル超。投資家はAndreessen Horowitz(リード)。(FinSMEs)
- SkyPilot — 複数のクラウド・クラスタ・アクセラレータにまたがるAIコンピュートを一元管理できるプラットフォームを提供。分散した計算リソースを単一の制御レイヤーに統合し、フロンティアAIチームの開発効率を高める。シードで2,000万ドルを調達。Lux Capital(リード)、Coatue Management、Amplify Partnersが参加(Fortune)
🔒 サイバーセキュリティ
- Glow — AI時代のエンドポイントセキュリティ企業。自律型AIエージェントが企業内の全端末環境をマッピングし、リスクをリアルタイムで分析してポリシーを自動適用する、防御優先型のプラットフォームを提供。累計1億8,000万ドルを調達、評価額は12億ドル。Sequoia Capital、Cyberstarts、Greenoaks、Redpoint Ventures(共同リード)、Index Ventures、Swish Ventures、Lux Capital、Operator Collective、Holly Venturesが参加(TechCrunch)
- Neo — エージェント型ソフトウェア制御・セキュリティ企業。企業内で稼働するAIエージェントやAI搭載アプリケーションの可視化・ポリシー管理を行なう。1億ドルをシード・シリーズAで調達。投資家はAndreessen Horowitz(リード)、Bessemer Venture Partners(リード)、Craft Ventures、Merlin Ventures。(SecurityWeek)
- Empirical Security — サイバーセキュリティ企業。露出管理(エクスポージャー・マネジメント)向けの基盤・予測AIモデルを開発。2,500万ドルのシリーズA、累計調達額3,700万ドル。投資家はBrightmind Partners(リード)、Costanoa Ventures、Hyde Park Angels。(FinSMEs)
🏥 ヘルスケア
- Assort Health — 医療機関向けに患者対応全体を担うAIエージェントプラットフォームを提供。予約・トリアージ・紹介対応・書類処理・服薬リフィル・支払いなど、患者ジャーニー全体を音声AIで自動化する。シリーズCで1億2,000万ドルを調達、評価額は12億ドル。Menlo Ventures(リード)、Lightspeed Venture Partners、Felicisが参加(MobiHealthNews)
- Candid Health — 医療機関向けに、請求・保険資格確認・査定対応などレベニューサイクル管理(RCM)業務全体を自動化するAIネイティブなプラットフォームを提供。エージェント型AIにより回収率向上とコスト削減を実現している。シリーズDで1億2,000万ドルを調達。Sixth Street Growth(リード)、Oak HC/FT、8VCが参加(Fierce Healthcare)
- Bunkerhill Health — ヘルスケア向けエージェント型AIプラットフォーム「Carebricks」開発企業。医療機関が自ら考案した臨床・運営プロトコルをAIエージェントとして実装・運用できる基盤を提供する。シリーズB単体では2,500万ドル、シード〜シリーズBの累計調達額は5,500万ドル。投資家はKhosla Ventures(リード)、Sequoia Capital、Felicis。(Fortune)
[国内]
- アスエネ — AIサステナビリティ統合プラットフォーム「ASUENE」を軸に、CO2排出量の算定・削減・報告からサプライチェーン管理、第三者保証・検証、カーボンクレジット、AIエネルギーマネジメントまでを一気通貫で支援。上場企業を中心に日米欧アジアで顧客基盤を拡大している。シリーズDで135億円を調達。Decarbonization Partners(BlackRockとTemasekの合弁、リード)、Twin Towers Ventures、スパークス・アセット・マネジメントが参加(PR TIMES)
- T2 — レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスを2027年度以降に開始することを目指す自動運転スタートアップ。2024年以来、自社開発のレベル2自動運転トラックで50社を超えるパートナー企業の荷物を輸送する実証を進め、2025年夏に商用運行を開始。この1年でユーザーは23社まで拡大している。約500kmの高速道路本線をハンドル操作なしで完走し、高速道路料金所の通行にも他社に先駆けて成功。シリーズBのファーストクローズで約50億円を調達し、累計調達額は165億円超に。MOL PLUS(商船三井のCVC)、住友倉庫、フジトランス コーポレーションなど11社が引受(PR TIMES)
- レブコム — 音声解析AI「MiiTel」を通じて電話営業やウェブ会議の会話データを可視化・分析し、企業の生産性向上と会話データの資産化を支援するSaaS。生成AIソリューション「MiiTel Synapse」も展開。シリーズBのファーストクローズで33.5億円を調達。SMBC-GBグロース1号投資事業有限責任組合(リード)、WiL、Salesforce Venturesが参加(PR TIMES)
- SAZO — 海外ECサイトの商品URLを入力するだけで為替レート・関税・配送料をAIが自動計算し、国内ECと同じ感覚で購入できる越境ECプラットフォーム。日本版に続き韓国版も展開し、直近半期でGMVは約7倍に成長。シリーズAで32.1億円を調達。日本郵政キャピタル、鈴与、NAVER Corporationなどが引受(PR TIMES)
- bestat — 東京大学松尾研究室発、製造業・インフラ向けの3Dデータ活用プラットフォーム「3D.Core」を開発。画像・動画・点群データを高精度に3D化し、デジタルツイン構築や設備保全、フィジカルAI(ロボット協働)向けの空間データ基盤を提供する。シリーズAを総額3.1億円でクローズ。栖峰投資ワークス、台湾のDarwin Venture Management、みずほキャピタルなど新規8社が参加(PR TIMES)



