世界的にSaaSの新しいモデルとして注目される、決済Fintech組込み型SaaSモデル。通常のSaaSに比べて、ユーザー1人当たりの売上が2〜5倍拡大など、高い成長性でSMB主体の伝統的な産業をデジタル化を促進できるモデルです。
今回は、教育市場向けに請求・集金管理の“バーティカルSaaS"と、キャッシュレス決済の”Fintech”を組み合わせたサービス「enpay」を展開するエンペイ共同創業者兼CTO 田野 晴彦さんに創業の経緯、決済Fintechを組み込むために乗り越えるべきチャレンジと可能性について熱く語って頂きました。SMB主体・産業特化SaaSを提供されているスタートアップ経営者の方や、決済Fintechの組み込みを検討されているSaaSスタートアップ経営者の方は必聴です。
ハイライト
- 決済Fintech×SaaSは、顧客獲得コストが高い伝統産業にSaaSを広げる高いポテンシャルがある
- 日本のキャッシュレス化の加速している今、決済Fintech×SaaSの機会が拡大している
- 決済Fintechを組み込むことで、SaaSのユーザー体験(UX)は向上する
- 他SaaSとのAPI連携が、更なる成長可能性を高める
- 決済FintechをSaaSスタートアップが組み込むには、法規制対応や加盟店審査業務と言った重たい業務を乗り越える上で決済代行会社とのアライアンスが重要になる
- 但し、決済代行会社とのアライアンスをする上では、様々な注意点や「お作法」を事前に押さえておくことが重要
田野 晴彦(@hikoharu06)
株式会社エンペイ 共同創業者 & 取締役CTO
新卒でワークスアプリケーションズに入社し、会計システムのエンジニアを担当。その後、リクルートに入社し、キッズリー、スタディサプリ、その他新規事業にてエンジニア、プロダクトマネージャーとして従事。2018年に株式会社エンペイを共同創業し、同社CTOに就任。プロダクト立ち上げ時からこれまでPdMも兼務しつつ、開発組織を統括。CTO of the year 2021ノミネート。
このエピソードは、記事版も公開しています:SaaSに決済Fintechを組み込むメリットは?エンペイCTO・田野晴彦に聞く、UX向上策としての重要性
8/8/2022