■「今週のSaaSxAIニュース」ピックアップ!

成長フェーズで創業者のマインドセットはどう変わるのか?
SaaStr「Dear SaaStr: How Does a Founder Mindset Change As You Go From Startup to Scaleup?」の一部を日本語で紹介したものです。全容はリンク先をご覧ください。
成長フェーズで創業者のマインドセットはどう変わるのか?PMFにフォーカスしたフェーズを超えて、スケールアップフェーズになると創業者のマインドセットはどのように変わるのでしょうか?このフェーズ変化は日々の活動の中では見えにくいものです。しかし、フェーズの変化によって求められる、創業者のマインドセットの違いの認識が遅れることで、せっかくの成長のチャンスを最大化しきれないケースはあります。この記事では、<yellow-highlight-half-bold>成長フェーズで創業者に求められるマインドセットについて<yellow-highlight-half-bold>解説しています。
1. ハスラーから戦略家への転換(でもハスラー精神は保持)
創業初期は営業も開発も何でも自分でやる必要がありますが、規模が大きくなるにつれて戦略的思考にシフトする必要があります。実行者から指導者へと役割が変わり、チームを管理して高次の意思決定に集中するようになります。他人に実行を任せて自分は大局的な視点に注力することを学ぶのです。
2. 指標とレバーへの執着
成長するにつれて、ダッシュボードや指標で物事を考えるようになります。特定の成果を得るために、どれだけの投入が必要かを理解するようになります。もはや直感に頼るのではなく、ビジネスのレバーを理解して成長のために最適化することが重要になります。
3. コントロールを手放す(ほぼ完全に)
小規模な時は全従業員、全顧客、プロダクトの詳細まで把握できますが、規模が大きくなるとその親密さを失います。全ての採用面接を行ったり、全顧客を知ることはできなくなります。これにより、会社の成長に合わせて品質と企業文化を維持するためのシステムとプロセスを構築する必要が生じます。
4. プロダクトへの執着から顧客への執着へ
当初は完璧なプロダクトを作ることに執着しますが、規模が大きくなると顧客(定着率、満足度、エクスパンジョン)に焦点が移ります。プロダクトはパズルの1つのピースに過ぎず、真のゲームは顧客に価値を提供し続けることだと気づきます。
5. 自己認識がスーパーパワーになる
Intercom Eoghan McCabe氏がいうように、成長段階では自己認識が重要になります。自分の限界を認識し、苦手な分野にはプロセス重視の人材を招く必要があります。「自分が全てできる」から「助けが必要」への思考転換は創業者にとって大きな変化です。
6. インポスター・シンドロームは縮小せず拡大する
奇妙なことに、成功すればするほどインポスター(詐欺師・偽物)のように感じることが増えます。DatadogやSlackのような急成長企業と常に比較し、追いつこうとするプレッシャーは激しくなります。成功は不安感を解消するのではなく、しばしばそれを増幅させます。
7. 生存から規模拡大へ
スタートアップ段階では生存が全て(PMF、初期顧客獲得、存続)ですが、規模に達すると持続可能で反復可能な成長エンジンの構築へと考え方が変わります。長期的思考で、数年後に成果を生む意思決定をすることが重要になります。
8. 企業文化の重要性が明確になる
創業時の「カルチャー」は基本的に創業者とその働き方でしたが、成長すると文化が重要な要素になります。ハードワークな昔を懐かしむ「古参」と大企業的プロセスを持ち込む「新参」の緊張関係が見えてきます。これらのダイナミクスのバランスを取り、規模拡大しながら核となる文化を保持することは意図的な努力を要する挑戦です。
9. ビジネスへの24時間365日の執着が続く
創業者として、シャワーを浴びている時も、ランニング中も、眠ろうとしている時も、常に頭はビジネスのことを考えています。これは24時間365日働くということではありませんが、問題解決、人材採用、製品改善について絶えず考えています。この執着レベルは成功とともに薄れるのではなく、むしろ強化されます。
10. 自分が中心ではないことを理解する
最終的に最大の思考転換は、会社の成功は自分についてではなく、チーム、顧客、市場についてだと気づくことです。自分の役割はヒーローから推進者へと進化し、他者が成功し、ビジネスを前進させられる環境を作ることになります。

AppleやPinterestから学ぶ、デザイン、カルチャー、そして優れたプロダクト開発
Lenny's Podcast「35 years of product design wisdom from Apple, Disney, Pinterest and beyond | Bob Baxley」の一部を日本語で紹介したものです。全内容はリンク先をご覧ください。
Bob Baksley氏が、Apple、Pinterest、Yahooでの30年にわたるキャリアで得た洞察を、Lenny's Podcastで語りました。彼が語る<yellow-highlight-half-bold>「デザインの真の意味」「カルチャーの重要性」そして「卓越したプロダクトを構築する上で負うべき道徳的責任」<yellow-highlight-half-bold>について、要点を以下にまとめます。
1. Appleの最も永続的なプロダクト
Steve Jobs氏は、Appleという会社そのものが、自らの最も重要な創造物だと考えていました。この考えは、企業のカルチャー、バリュー、そして意思決定のあり方が、個々のハードウェアやソフトウェアよりも永続的で影響力のあるプロダクトとなり得ることを示唆しています。そして、そのカルチャーこそが、長期にわたって優れたプロダクトを継続的に生み出す原動力となるのです。
2. 創業者はデザインを心から信じなければならない
デザイン主導、あるいはデザイン中心のカルチャーは、後から「接ぎ木」のように付け加えても成功しません。デザインを企業のDNAに刻み込むには、創業者がその価値を創業当初から心から信じている必要があります。
3. 包括的なマインドセットとしてのデザイン
Baksley氏は、デザインを「明確な思考の可視化」であると定義します。デザインとは、単なる機能やチーム、あるいはプロダクトの見た目の美しさといった側面に限定されるものではありません。むしろ、実現したい未来を構想し、それを現実のものとするために計画的なステップを踏むことに焦点を当てた、包括的なマインドセットなのです。
4. 一貫性がもたらす戦略的優位性
デザインがもたらす真の戦略的価値は、組織全体の連携と、一貫したユーザー体験を生み出す力にあります。企業が提供する体験のあらゆる側面が、一つの整合性のとれた全体像として統合されるとき、組織は非常に効率的に運営されます。この統合こそが、取り組みが断片的な競合他社に対する、強力な戦略的優位性となるのです。
5. 真のイノベーションは小さなチームから生まれる
画期的なイノベーションは、多くの場合、少数精鋭で集中的に取り組むチームから生まれます。初代Macintoshチームの特許には約20名、iPhoneには24名の名前しか記されていません。大きな集団では、小さなグループだからこそ発揮されるような、卓越した集合的創造性を達成するのは困難です。チームが大きくなるにつれて、コミュニケーションのオーバーヘッドが増加し、創造的な結束力は弱まってしまうのです。
6. 直感に反するアイデア:デザインチームはエンジニアリング部門にレポートする
一見、直感に反しますが、デザインチームがエンジニアリング部門の配下に入るのは、非常に効果的な組織構造です。これにより、デザインはエンジニアリングプロセスの「フェーズゼロ」として位置づけられ、初期段階から緊密な連携、技術的な実現可能性の確認、そして責任の共有が担保されます。このモデルはSteve Jobs氏時代のAppleで採用されて成功を収めました。デザイン部門やプロダクト部門が、エンジニアリングにとって構築が困難、あるいは不可能な計画を立ててしまうといった、よくある問題を未然に防ぐことができるのです。
7. 優れたデザインが持つ道徳的責任
質の低いデザインのソフトウェアは、日々、何百万人もの生活から、膨大な感情的エネルギーと時間を奪っています。バクスリー氏は、プロダクトの作り手には、高品質で直感的な体験を創り出す道徳的責任があると主張します。目標は、人々の生活にポジティブな感情的エネルギーを還元することであり、フラストレーションや混乱を招くインタラクションでそれを奪うことではないのです。
8. 感情を揺さぶる媒体としてのソフトウェア
ソフトウェアは、金槌のような中立的な道具ではありません。すべてのソフトウェアは、使う人に混乱、イライラ、喜びといった、何らかの感情的な反応を引き起こします。ソフトウェアが感情を動かす媒体であることを認識すれば、チームは単なる機能要件を超えて、自分たちのプロダクトがどのような感情を呼び起こすべきかを、より意識的に設計できるようになるのです。
9. 明確なビジョンが組織の効率性を高める
明確で、野心的で、永続的なビジョンを持つ企業は、より効率的に運営されます。ディズニーランドの「地球上で最も幸せな場所」のような強力なビジョンは、組織のあらゆる判断の拠り所となる指針を与えてくれます。これにより、チームは「この状況で、私たちのビジョンを掲げる企業として、どう行動すべきか?」という、より具体的で本質的な問いに集中できるようになるのです。

ARRの危険性と売上などの他指標との比較
OnlyCFO’s Newsletter「Dangers of ARR vs GAAP Revenue」の一部を日本語で紹介したものです。全内容はリンク先をご覧ください。
SaaSにはARR、MRR、契約ARR、コミットARR、売上(GAAP)など多くの売上に関する指標が存在します。そして、これらの指標に対して、<yellow-highlight-half-bold>具体的にどのような数値を含め、意図があるのかを理解する必要があります<yellow-highlight-half-bold>。なぜなら正しく理解が出来ていない場合、事業価値の評価を見誤ったり、本質的な課題を見失う可能性があるからです。また、プロフェッショナルサービスなどの収益もある場合は、それぞれ切り分けた管理とIRが求められます。本記事では、それらの各くポイントをわかりやすく整理しており、SaaSに携わる方にとっては一読の価値があります。
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新興市場のスタートアップ成長を支えるエンジェル投資家シンジケートの役割
Crunchbase News「The Role of Angel Investor Syndicates In Strengthening Emerging Startup Ecosystems」の一部を日本語で紹介したものです。全内容はリンク先をご覧ください。
エンジェル投資家のシンジケートは、新興市場のスタートアップエコシステムを強化する重要な役割を果たしています。資金、専門知識、ネットワークを結集することで、初期段階のスタートアップに成長の機会を提供し、より多くの投資家が参入しやすくなっています。
◾️エンジェル投資家の影響
2023年、世界のベンチャー投資額は2850億ドルに減少し、特に初期段階のスタートアップが資金調達に苦戦しました。しかし、新興市場では地元の投資家がエコシステムを積極的に支援し、トルコではベンチャー投資の約60%、カザフスタンでは80%が国内投資家によるものでした。カザフスタンでは、エンジェル投資家が全ベンチャー取引の50%を占め、従来のVCファンドを上回る割合となっています。
◾️シンジケートの仕組みと成功事例
エンジェル投資家は成功した起業家であることが多く、VCほど投資の専門知識がない場合があります。そのため、複数の投資家が協力して資金を集める「シンジケート」の仕組みが活用されています。例えば、カザフスタンのMA7 Angels Clubは、最低投資額を1万ドルとし、参加しやすい仕組みを作っています。また、イスラエルのOurCrowdは、10年間で約2億5,000万ドルの投資を成功させ、地元のベンチャー市場を活性化しました。投資額が落ち込んだ2022年でも、イスラエル市場で3番目に活発な投資家として活動しています。
◾️シンジケート成功のポイント
MA7 Angels Clubは、6か月で100人以上の投資家を集め、200万ドル以上の投資を実現しました。その成功には、以下の3つのポイントが挙げられます。
- 信頼できるリーダーシップ:投資案件は厳選され、リード投資家が直接管理することで、メンバーの信頼を得ています。
- 積極的な資金投入:「スキン・イン・ザ・ゲーム(投資家自身が資金を投じる)」の考え方に基づき、リード投資家が自身の資金を30〜50%投入することで、投資家の信頼を高めています。
- シンプルな投資プロセス:投資家がスムーズに参加できるように、オンライン説明会を開き、簡単な登録手続きを用意しています。
<yellow-highlight-half-bold>エンジェル投資は、新興市場の資金不足をすぐに解決するものではありませんが、スタートアップが成長するための基盤を作る重要な役割を担っています。<yellow-highlight-half-bold>今後、シンジケート型投資の拡大により、より多くのスタートアップが資金調達の機会を得られるようになるでしょう。
■ 資金調達ニュース
[海外]
エンタープライズ
- Glean - 企業内検索・AIアシスタントプラットフォーム。シリーズFで$150Mを調達。評価額は$7.2B。投資家はWellington Management、Khosla Ventures、Sequoia Capitalなど(TechCrunch)
- Laurel - Slack、Microsoft Outlook、Zoomなどのツールと接続することで、ナレッジワークを定量化するAI。シリーズCで$100Mを調達。評価額は$510M。投資家はIVP、GV、01.a (Yahoo! Finance)
- PostHog - プロダクトアナリティクス・プラットフォーム。シリーズDで$70Mを調達。評価額は$920M。投資家はStripe、YC、GVなど(PostHog公式ブログ)
- Abacum - スリムでデータ主導の財務チームのために構築された、レポーティング、シナリオ・モデリング、戦略的予測プラットフォーム。シリーズBで$60Mを調達。投資家はScale Venture Partners、Cathay Innovation、YCなど(Tech.eu)
- Pactum - 企業調達のためのAIエージェントプラットフォーム。シリーズCで$54Mを調達。投資家はInsight Partners (FinSMEs)
- Fermàt - ブランドのショッピング体験を生成するAIネイティブコマースプラットフォーム。シリーズBで$45Mを調達。投資家はVMG Partners、QED Investors、Greylockなど(FinSMEs)
- Landbase - セールス・マーケティング特化GTMワークフロー自動化AIエージェント。シリーズAで$30Mを調達。投資家はSound Ventures、Picus Capital、8VCなど(TechCrunch)
- Tracksuit - 認知度、検討度、利用度、嗜好性、認知度などの重要なブランド健全性指標のトラッキングプラットフォーム。シリーズBで$25Mを調達。投資家はVMG Partners、Altos Ventures、Footworkなど(PR Web)
- Outset - 市場調査の自動インタビューAI。シリーズAで$17Mを調達。投資家は8VC、Future Back Ventures、Bain & Coなど(提供データ)
- Sintra - Facebook、Gmailなどのツールと直接統合することで、ソーシャルメディア、カスタマーサポート、管理業務などの中核業務を処理できる中小企業向けAIソリューション。シードで$17Mを調達。投資家はEarlybird VC、Inovo、Practica Capital (Tech.eu)
- CloudQuery - AWS、GCP、Azure、Okta、Wizなど60以上のソースからのデータを単一のクエリ可能なデータウェアハウスに変換するクラウドガバナンスプラットフォーム。Pertechなどから$16Mを調達(Yahoo! Finance)
- AI.work - IT、調達、人事、法務、財務、オペレーションチームの業務を自動化し処理する、自律的でポリシーを認識したAIエージェント。シードで$10Mを調達。投資家はA*、lool ventures、First Minute Capital (FinSMEs)
ハードウェア×AI
- Gecko Robotics - AI搭載ロボットで重要インフラの点検・保守を自動化ロボット。シリーズDで$125Mを調達。評価額は$1.25B。投資家はCox Enterprises、USIT、Founders Fundなど(CNBC)
- Runwise - よりスマートで環境に優しいビル管理向けAIオペレーティングシステム。シリーズBで$30Mを調達。投資家はMenlo Ventures、MassMutual Venturesなど (Yahoo! Finance)
- Wandercraft - 自己バランス型外骨格と人型ロボット開発。シリーズDで$75Mを調達。投資家はRenault Group、Bpifrance、European Investment Bankなど(Yahoo! Finance)
- AIM - 自動運転車に搭載されているのと同じセンサーを機械に取り付け、機器の周囲のリアルタイムの3次元マップを構築するソリューション。Khosla Ventures、General Catalyst、Human Capital、Ironspring Ventures、Mantis、DCVC、Elad Gilなどから$50Mを調達(GeekWire)
- Kargo - 効率的な倉庫業務とサプライチェーン管理を可能にする可視性を提供するAIソリューション。Matter Venture Partners、Founders Fundなどから$18.4Mを調達 (FinSMEs)
サイバーセキュリティ
- Horizon3.ai - 元Splunk CTOが設立した自律型セキュリティスタートアップ。シリーズDで$100Mを調達。投資家はNEA、SignalFire、Craft Ventures (SiliconANGLE)
- Guardz - MSP向けサイバーセキュリティAI。シリーズBで$56Mを調達。投資家はClearSky、Phoenix Financial、Glilot Capital Partners (SiliconANGLE)
- Swimlane - AIを活用したローコード・セキュリティ自動化プラットフォーム。Growth Equityで$45Mを調達。投資家はEnergy Impact Partners、Activate Capital (Silicon ANGLE)
- Hypernative - Web3向けリアルタイム脅威防止プラットフォーム。シリーズBで$40Mを調達。投資家はTen Eleven Ventures、Ballistic Venturesなど(CTech)
- Maze - クラウドセキュリティの脆弱性を解決するAIエージェント。シリーズAで$25Mを調達。投資家はTheory Ventures、Cherry Ventures、Tapestry VC (Fintech Global)
バーティカル
- Carbyne - 緊急通報センター向けクラウドシステム。未公開ラウンドで$100Mを調達。投資家はAT&T Ventures (CTech)
- Tastewise - 食品飲料業界向けAIマーケティングプラットフォーム。シリーズBで$50Mを調達。投資家はTelus Global Ventures、Disruptive AI、Peakbridge Capitalなど(CTech)
- Tebi - ホスピタリティビジネスが支払い、予約、在庫などを扱うことができるオールインワンSaaS。€30Mを調達。投資家はCapitalG、Index Venturesなど(TechCrunch)
- Arketa - フィットネススタジオ管理SaaS。シリーズAで$15Mを調達。投資家はInspired Capitalなど(Fitt Insider)
フィンテック
- Payrails - エンタープライズ向け決済オーケストレーション・ソリューション。シリーズAで$32Mを調達。投資家はHV Capital Growth Fund、EQT Ventures、General Catalystなど(FinSMEs)
- Noah - ステーブルコインを使用した、高速で法規制に準拠したグローバル決済インフラSaaS。シードで$22Mを調達 (Tech.eu)
- Farsight - 金融プロフェッショナル向けAIエージェント。シリーズAで$16Mを調達。投資家はSignalFire、RRE Ventures、Link Venturesなど(PR Newswire)
プロダクト開発支援
- Lovable - ソフトウェア開発支援のためのバイブコーティングAI。評価額は$1.5B以上で$100M調達交渉中(PYMNTS)
- Linear - Altassianの競合となる、ソフトウェア開発者特化のプロジェクト管理ツール。シリーズCで$82Mを調達。評価額は$1.25B。投資家はAccel、Seven Seven Six、Designer Fund (TechCrunch)
ヘルスケア
- Autonomize AI - 医療現場の業務自動化AIエージェント。シリーズAで$28Mを調達。投資家はValtruis、Cigna Ventures、Tau Venturesなど(Business Wire)
リーガルテック
- Definely - 弁護士が複雑な契約書をよりシームレスにレビュー・編集できるようにするAI。シリーズBで$30Mを調達。投資家はRevaia、Alumni Ventures、Beacon Capital (TechCrunch)
その他
- Multiverse Computing - 量子インスピレーションAIモデル圧縮技術「CompactifAI」を開発し、LLMを95%圧縮可能。シリーズBで$215Mを調達。評価額は$500M以上。投資家はBullhound Capital、HP Tech Ventures、Forgepoint Capitalなど(TechCrunch)
M&A
- Meta - AIモデルの学習を支援するデータラベリングプラットフォームScale AIを評価額$29Bで$14.3Bを出資し、Scale AIの49%の株式を獲得。Scale AI創業者兼CEO Alexandr Wang氏とAIトレーニングデータの会社を設立する予定 (TechCrunch)
[国内]
- カケハシ - クラウド型電子薬歴・服薬指導ツールの「Musubi」をはじめ、薬局向けのプロダクトを複数開発・提供。ゴールドマン・サックスをリード投資家とし、第三者割当増資、既存株主による株式譲渡、ベンチャーデットおよび融資からなるシリーズDで140億円を調達(PR Times)
- YTGATE - 決済関連のコンサルティングサービスや承認率改善事業などを提供。りそな銀行、北國銀行、あおぞら銀行、東日本銀行、日本政策金融公庫の5行を引受先としたデットファイナンスで総額3億円を調達(Yahooニュース)
- Archeda - 自然由来のカーボンプロジェクトのためのdMRVソリューションを開発。ONEカーボンニュートラル1号投資事業有限責任組合、MEイノベーション投資事業有限責任組合、北洋SDGs推進3号投資事業有限責任組合及び、札幌イノベーションファンド投資事業有限責任組合よりプレシリーズAの資金調達を実施(PR Times)
- KiAI - 国際ビジネス情報のAIマーケットインテリジェンスサービスを提供。シードラウンドのファーストクローズにおいて資金調達を実施。投資家はスパークルとANOBAKA(PR Times)
M&A
- マネーフォワード - 経理BPOサービスを提供する株式会社キャシュモの株式の75%の取得し、グループジョインを発表(PR Times)