「SaaSスタートアップに転職したい!」でも、どんな企業が自分に向いているのか。また、どれくらいの企業数を選考に進めるべきか迷う求職者の方も多いはず。
今回は、SaaSスタートアップに特化してキャリア支援をしている僕が思う、どんなスタートアップを受けるべきか迷った時の、オススメしている求人応募のステップについて簡単に解説してみたいと思います。
応募企業を選定する前に..
まず、応募企業を選定する前に大切になるのが、転職軸が明確になっているか改めて確認してみてください。転職軸が明確になっていないと、応募企業の選定で時間がかかってしまったり、面接で自分が今後やっていきたいことや、大切にしたいことが上手く語れず面接通過率が悪くなってしまいます。
ですので、転職軸がいまいちまだ整理出来ていないなと感じたら、もう一度転職軸の整理をおこなってから、応募求人選定のステップに進まれる事をお勧めします。
※転職軸整理の方法がわからない方は、こちらご参考ください!
それでは、応募求人の選定方法について解説していきますね!
【Step1】まずはカテゴリーでわけて、応募企業を選定する
転職軸は明確だけど..数名規模のスタートアップもあれば、200名を超えるスタートアップもある。どんなフェーズのスタートアップが自分にあっているのか、なかなかイメージが湧かない方も多いはず。そんな求職者さんには、僕はスタートアップを大きく3つのカテゴリーに分けて、まず最初にそれぞれのカテゴリーで1社ずつ訪問してみることをお勧めしています。
カテゴリー1は、まだまだスタートアップの成功確度は未知数。少数精鋭で、事業を推進しているケースが多く、組織のセグメントもそれほど具体的にはわかれていない。求める人材としては何でも器用に対応できる、ジェネラリストタイプの人材が必要になりがち。
逆に、カテゴリー3に近づくと、ある程度組織化が進んでおり、専門性が高い人材が求められる傾向があります。
後は、年収とストックオプションのバランスが変わってきます。カテゴリー1に近いスタートアップに挑戦するほど、年収の期待は中々難しいのでストックオプションで補填する。カテゴリー3に近づくほどその逆になります。
実際のキャリア相談で、求職者の方に上記の方法で3社ほど訪問していただくと、「カテゴリー1あたりを中心に受けていきたい」など、具体的にどのカテゴリーの会社を受けていきたいか明確になるケースが多いです。
【Step2】Step1の学びを踏まえ、カテゴリーを絞り複数応募がオススメ
続いて、【Step1】の学びを踏まえて、自身が一番しっくりきたカテゴリーで、応募企業を増やしていきます。※もし、カテゴリー1とカテゴリー2が気になったようであれば、1と2を並行して受けていくスタイルでも問題ございません。
ちなみに、応募企業数の参考値として、30代前後のスタートアップ転職において、実際に選考へ進める企業数はだいたい5社、多くても7社ほどです。「意外に少ないな」と感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが、企業研究、面接対策そしてオファーの交渉など..現職で働きながら進めことを想定すると、受けられる企業はかなり絞られます。
なので、Step1の作業を早めに終えてStep2に進められると理想的かなと思います。
求人応募ステップの流れとしては以上です。