■「今週のSaaSxAIニュース」ピックアップ!

「そのARR成長、持続可能ですか?」
OnlyCFO’s Newsletter「Is ARR Growth Durable?」の一部を日本語で紹介したものです。全内容はリンク先をご覧ください。
ARRとP/Sや初期導入費などのリカリング性のない売上を比較すると、ARRの方が将来の売上成長を維持する能力が高いため、経営者や投資家がより重要視します。特に企業価値を向上する観点では、成長耐性(Growth Endurance)が評価されます。しかし、ARRと一言で言っても、ARR増分が「何から生まれているか?」によって成長耐性は実際に異なることを指摘したOnly CFOの記事です。ここでは、<yellow-highlight-half-bold>成長耐性が低い(可能性がある)ARRの特徴<yellow-highlight-half-bold>をいくつか解説します。
- 値上げ
大幅な値上げは、耐久性がほとんどありません。 ソフトウェアの競争は激化しているのに、毎年10%の値上げができると思いますか? - 新プロダクトリリース
コンパウンド・マルチプロダクト展開はとても重要です。一方で、新プロダクトのリリースのたびに、再現性高く売り上げを伸ばすことは本当に難しいことです。新プロダクトは既存顧客へのアップセルだけなのか?それとも、新しいロゴも獲得しているのか?によっても違います。 - M&Aによるプロダクト追加
上記と同様の理由で再現性が高いとは言えません。 - 新規ARRにおける新しいロゴの割合の低下
新規ARRに占める新規顧客獲得(新しいロゴ)によるARRの割合を見ることも重要です。ARR規模が大きくなるほど、既存顧客へのExpansionが増えるため、New Logoの割合は低下します。しかし前年同期比で大きく減少している場合は、将来の成長に問題があることを示している可能性があります。
AIにSaaSは食われているのか?育てられているのか?
SaaStr「The $939B Question: Is AI Eating SaaS or Feeding It?」の一部を日本語で紹介したものです。全内容はリンク先をご覧ください。
「SaaS is Dead」が実際に起こっているのか?それともAIによってSaaSの成長可能性を広げているのか?をまとめたSaaStrの記事。日本では、USほどAIがSaaSの脅威にはまだなっていないと思いますが、SaaS企業自体が脅威をしっかり認識し、適切に対応を取らなければ、中長期的には足をすくわれかねません。SaaS企業の経営者にとっては、一歩引いて自社に対するAIの脅威を冷静に判断するための考える良い材料になると思います。
◾️現状の数字が示す危機的状況:AIの爆発的成長
・AI市場は2025年に6,440億ドル、前年比76.4%成長
・SaaS市場は2,950億ドル、成長率は18.4%
・AIスタートアップは2024年に1,000億ドル調達(前年比80%増)
・SaaSは2024年5月までに47億ドルのみ調達
◾️AIがSaaSを攻撃する3つのパターン
1.バーティカルAI
・医療、金融、法務などの特定分野でSaaS既存企業を直接攻撃
・例)Harvey(法務AI)がLexisNexisを、AlphaSenseがBloomberg Terminalを脅かす
2. AIエージェント革命
・従来のSaaS:従業員1人あたり年間3500ドル vs AIエージェント:月100ドル未満
・高成長SaaS企業のコードの90%がAI生成(12ヶ月前は10-15%)
3. インフラのバイパス
・上から:Microsoft、Google、Amazonが低価格でAIをバンドル
・下から:AI-native企業が高速開発で攻撃
◾️SaaS企業が直面する技術的課題:既存システムの限界
- レガシーデータベースはベクター埋め込みやリアルタイムML推論用に設計されていない
- 従来のSaaSエンジニアはAI開発に必要なスキルを持たない
- AI人材の給与は従来のSaaSエンジニアより40%〜60%高い
◾️ハイリスクSaaSカテゴリー
- ワークフロー管理ツール
- カスタマーサービスプラットフォーム
- ビジネスインテリジェンス・分析
- HR・採用
◾️既存SaaS(EoR)リーダーの生存戦略
AIの脅威に直面するSaaS企業が今すぐ実行すべき4段階のアクションプラン。
Phase 1:脅威の認識(ほとんどの企業ができていない)多くのSaaS経営者は「AIとの融合」という甘い物語に安住しているが、現実は競合企業があなたを置き換えようとしている。Salesforce、HubSpotなど大手企業もAI機能を追加したが収益成長は加速せず、AIスタートアップが資金調達で20倍の差をつけている。「AIは我々のパートナー」ではなく「AIは我々の脅威」が正しい認識である。
Phase 2:脆弱性の評価ワークフロー重視、UI依存、手動データ分析、反復タスク、高カスタマーサービス需要の5つが高リスク指標となる。AIエージェントは従来の従業員年間$3,500に対し月$100未満のコストで、UIなしでの自動化やリアルタイム分析を可能にする。特にプロジェクト管理、BI、ヘルプデスク系のSaaS企業は即座にリスク評価が必要だ。
Phase 3:緊急対応戦略機能追加ではなくコア機能をAIで置換し、価格破壊への準備とデータの護城河構築を最優先とする。労働力削減も計画すべきで、Klarnaのように従業員5,000人から2,000人への削減で一人当たり年収が$400kから$700kに上昇した事例もある。投資家は「AIエージェントにできるか?」を新たな投資判断基準とし、純粋SaaSよりAI統合SaaSを優先すべきである。
Phase 4:核オプション(最終手段)高リスクカテゴリーの企業は既存収益を犠牲にしてでもAI-nativeアーキテクチャへの完全転換を検討する。クラウド移行時と同様、自社を破壊的革新した企業(Netflix、Adobe)が生き残り、既存モデルに固執した企業は淘汰された。1億ドル以上の再構築費用と組織的抵抗を乗り越え、段階的移行と並行運用で顧客リスクを最小化することが成功の鍵となる。
◾️Palantirの成功事例
Palantirは2025年Q1に39%の収益成長、株価は過去12ヶ月で400%上昇。同社は早期からAI-firstアーキテクチャを構築し、5日間のAIPブートキャンプで顧客に即座に価値を提供している。
◾️結論『これは戦争である』
Salesforce、Atlassian、HubSpotなどの多くのSaaS企業は「AI機能」を追加したが、収益成長の加速は見られない。<yellow-highlight-half-bold>未来はAI + SaaSではなく、AIがSaaSを置き換える時代になる。起業家は防御的な「AI機能」追加ではなく、最初からインテリジェントに設計されたAI-native企業の構築を目指すべきだ。<yellow-highlight-half-bold>

AIスーパーサイクルの到来:市場時価総額75%への道筋とAI時代の上場タイミング
Bg2 PodのYouTube「Coatue’s Laffont Brothers. AI, Public & VC Mkts, Macro, US Debt, Crypto, IPO's, & more | BG2」の一部を日本語で紹介したものです。全内容はリンク先をご覧ください。
Coatue ManagementのPhilippe Laffont氏とThomas Laffont氏が、ロサンゼルスで開催されたEast meets Westカンファレンスの10周年記念イベントで、<yellow-highlight-half-bold>AIスーパーサイクル、公開市場の動向、ビットコインの普及、ベンチャーキャピタルのトレンド<yellow-highlight-half-bold>について議論しました。この対談では、ChatGPTがGoogleに与える影響から、経済成長を促進する生産性向上まで、多岐にわたるトピックが取り上げられました。以下にその要点をまとめます。
- AIは米国株式市場全体の時価総額の75%に達する可能性
AIスーパーサイクルは、ここ数十年で最大の技術変革を象徴し、AIが最終的には米国株式市場の時価総額の75%を占める可能性があると予測されています。これは、かつて産業や運輸が市場を支配したのと同様の構図です。この予測は、技術の波が持つ複利的な性質に基づいています。つまり、新しいトレンドはそれぞれ、既存のインフラの上に構築されていくという考え方です。ネットワークがPCを、インターネットがネットワーク化されたPCを、SaaSがインターネットを必要としたように、AIもこれら全ての基盤の上に成り立っているのです。 - 新規AI参入企業がMAG 7をアウトパフォーム
MAG 7(大手ハイテク7社)の株価は今年、実際には市場平均を下回るパフォーマンスでしたが、AI電力、AIソフトウェア、AI半導体といった新しいカテゴリーのAI関連企業は好調な成績を示しています。この多様化は、AIブームが従来の大手ハイテク企業の枠を超え、新たな勝者を生み出すまでに拡大していることを示唆しています。特に、CoreWeaveのようなAI専業企業は、当初のビジネスモデルに対する懐疑的な見方を乗り越え、市場で大きな存在感を獲得しています。 - ビットコインが機関投資家向け資産クラスに近づく
ビットコインの価格変動性(ボラティリティ)が低下しており、機関投資家にとってより魅力的な資産となりつつあります。機関投資家は通常、時価評価で日々70〜80%もの下落リスクがある資産を避ける傾向にあります。世界の総純資産450〜500兆ドルのうち、ビットコインの時価総額は約2兆ドルであり、世界の富の1%未満に過ぎません。これは、ビットコインが15〜20兆ドル規模の金(ゴールド)と並ぶ正規の機関投資家向け資産クラスとなれば、大きな成長の余地があることを示唆しています。 - ChatGPTがGoogle検索利用の測定可能な減少を引き起こす
1億件のクレジットカード領収書とEメール領収書データを組み合わせた分析によると、ChatGPT Plusに登録したユーザーは、Googleのページビュー数が8%減少(ピークから底まで)し、この傾向が約2年間継続しています。これは、AIが従来の検索サービスに与えている破壊的な影響の具体的な証拠であり、ChatGPTからの影響は最小限だとするGoogleの公式見解と矛盾しています。 - 競合に対するChatGPTの驚くべき強靭さ
Meta、Google(Gemini)、Elon Musk氏(Grok)、Anthropic(Claude)による競合プロダクトのリリースにもかかわらず、ChatGPTは市場でのリーダーシップを維持し、急速なユーザー成長を続けています。TwitterやInstagramといった過去のバイラルなSNSプラットフォームと比較しても、その普及曲線はそれを上回る直線的な成長を示しています。この成功は、プロダクトに固有のバイラルな仕組みがないにもかかわらず、純粋にユーザー価値によって牽引されているのです。 - プライベートマーケットに回復の兆し
過去3年間の歴史的に低いIPO活動と低調なパフォーマンスを経て、2024年は市場環境が悪化から改善へと転換し始めた最初の年です。2021年のIPO銘柄群は、1年以内に40%下落し、5年後も依然として50%下落したままですが、CoreWeaveやCircleのような最近のIPO企業は好調に推移しており、市場環境の改善と、企業側の公開市場への準備が整ってきたことを示唆しています。 - AppLovinのAIファースト変革の成功
AppLovinは、4年間で従業員数を35%削減しながら収益を2倍にし、AIファーストへの変革を成功させました。この期間中、従業員一人当たりの収益は2倍になり、AIがいかにして企業をより効率的かつ競争力のあるものにするかを証明しています。これは単なるコスト削減のためではなく、より迅速な意思決定と少ない官僚的階層を持つAI主導の市場で勝つための戦略的な再構築です。 - AIによる利益率拡大の黄金時代
MAG 7企業は、従業員数と営業費用の増加をわずか2%に抑えながら、年率20%以上の複合成長を遂げており、これはテクノロジー史上前例のないことです。この「利益率拡大の黄金時代」は、GitHub CopilotのようなAIツールによって既存の従業員が劇的に生産性を向上させ、テクノロジー企業の規模拡大の経済性を根本的に変えていることで可能になっています。 - 4象限戦略フレームワーク
企業は、成長率(25%以上/未満)と収益性(キャッシュフローがプラス/マイナス)に基づいて自社の立ち位置を評価すべきです。高成長で収益性の高い企業は株式公開を検討し、高成長で赤字の企業は強固な財務基盤を構築すべきです。低成長で収益性の高い企業はAI変革に投資し、低成長で赤字の企業はビジネスモデルを根本的に刷新する必要があります。

Monday.com VS Asana 両社はどこで差がついたか?
OnlyCFO「Asana vs monday.com | When The Market Gets It Wrong」の一部を日本語で紹介したものです。全内容はリンク先をご覧ください。
同じカテゴリーで似た事業を行っている企業でも市場評価に大きな違いが生まれます。その差分を深掘りし分析することは、IR戦略を検討するうえで非常に参考になります。今回の記事ではなぜMonday.comがかつて高評価だったAsanaを大きく上回るパフォーマンスを示しているのか、その背景が語られています。2021年、AsanaはMonday.comより高い収益倍率を誇っていましたが、現在ではその状況が完全に逆転しています。
◾️リーダーシップについて
AsanaのCEO、Dustin Moskovitz氏はFacebookの共同創設者であり、Asanaに大きな影響力とカリスマ性をもたらした。Moskovitz氏はFacebookから得た数十億ドルを使ってIPO後に10億ドル以上のAsana株を購入し、株価を押し上げた。創業者の評判と個人投資が、財務指標が示す以上に一時的に評価を押し上げることができることを示しています。
◾️収益性の高い事業運営
両社の粗利益率は変わらないが、Monday.comはAsanaのわずか1%と比較して30%のFCFマージンを達成し、大幅に高い運用効率を実現しています。Monday.comは一貫してより良い効率性を維持する一方、Asanaは収益成長が劇的に減速しても効率性を改善できていない。また、Rule of 40はMonday.comのスコアはAsanaの5倍以上。Monday.comの成長と収益性のバランスが優れていることを明確に示しており、持続可能なビジネスモデルを求める投資家にとってより魅力的です。
◾️NRRの違い
AsanaのNRRは、大口顧客の間でわずか5Qで108%から95%に低下。対照的に、Monday.comは5万ドル以上の顧客に対して112%のNRRを報告し、前Qから2ポイント改善している。このNRRにおける18ポイントの優位性は、新規顧客の獲得よりもはるかに低コストでMonday.comに追加の収益成長をもたらしている。
これらの企業の異なる評価ロジックの違いは、初期の市場認識がいかに誤解を招く可能性があるかを浮き彫りにし、<yellow-highlight-half-bold>長期的なビジネスの成功を決定する上で、ハイプや創業者の評判よりも持続的なオペレーション、基礎的な収益性の高い事業運営の重要性を強調<yellow-highlight-half-bold>しています。
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2025年のシード投資動向:未来を形づくる4つの注目分野
Crunchbase News「What Seed Trends Say About The Future: Live Long, Recycle And Launch More Satellites」の一部を日本語で紹介したものです。全内容はリンク先をご覧ください。
Crunchbase Newsが約800件に及ぶシードラウンドのデータを分析した結果、<yellow-highlight-half-bold>2025年は「長寿・防衛テック・リサイクル・宇宙テック」の4領域において、スタートアップへの投資がとりわけ活発であることが明らかになりました。<yellow-highlight-half-bold>それぞれの分野が、世界が直面する社会課題や技術革新の最前線に位置しています。以下、ご紹介いたします。
- 長寿・ライフエクステンション(Longevity)
健康寿命の延伸を目指すスタートアップが資金を集めており、再生医療、遺伝子治療、さらには超音波によるアルツハイマー病の非侵襲治療技術などが注目を集めています。中には、死後に脳や全身を冷凍保存するサービスを提供する企業も登場しており、「死を超える技術」が現実のビジネス領域となりつつあります。 - 防衛テック(Defense Tech)
地政学的リスクや安全保障への関心の高まりを背景に、軍事・防衛関連のスタートアップが多くの資金を集めています。例えば、カリフォルニアのAmca社はAndreessen Horowitzなどから7,650万ドルを調達。テキサス拠点のUnion Technologiesも、独自の弾薬製造技術を軸に5,000万ドルのシード資金を獲得しました。これまでシリコンバレーでは避けられてきた防衛分野が、にわかに投資対象として脚光を浴びています。 - リサイクル・廃棄物削減(Recycling & Waste Reduction)
クリーンテック全体への投資は鈍化傾向にあるものの、その中でもプラスチック再資源化、食品ロス削減、廃水の処理といった「実用性の高い循環型ソリューション」への関心は根強く、とくに北米以外の市場で活発な資金調達が見られます。持続可能性に対する期待が、ローカルな課題解決を志向するスタートアップを後押ししています。 - 宇宙テック(Spacetech)
小型衛星の打ち上げ技術や、商用利用を前提とした軌道投入システムを開発するスタートアップが活況を呈しています。かつては国家主導だった宇宙開発の領域に、民間スタートアップが本格参入し、宇宙を「サービス提供の空間」としてとらえる動きが加速。近い将来、地球の周囲には現在よりもはるかに多くの商業衛星が飛び交うことになりそうです。
いずれの分野も、「未来への投資」として魅力を増しており、社会的意義と技術革新が融合したスタートアップが続々と登場している印象です。
■ 資金調達ニュース
[海外]
エンタープライズ
- Coralogix - フルスタックのリアルタイムデータ監視・管理オブザーバビリティAIプラットフォーム。シリーズEで$115Mを調達。評価額は$1B+。投資家はNewView Capital、CPPIB、NextEquityなど(TechCrunch)
- Clay - セールスオートメーションAI。シリーズCで評価額 約$3Bでの資金調達を実施。投資家はCapitalGなど(TechCrunch)
- Maven AGI - エンタープライズ向けカスタマーエクスペリエンス特化AIエージェント。シリーズBで$50Mを調達。投資家はDell Technologies Capital、Cisco Investments、SE Venturesなど(SaaS News)
- Traversal - オブザーバビリティ・サイト信頼性エンジニアリング(SRE)プラットフォーム。シードおよびシリーズAで$48Mを調達。投資家はSequoia Capital、Kleiner Perkins、NFDGなど(Fortune)
- Browserbase - 誰もがウェブを自動化できる、ノーコード・ヘッドレスブラウザプラットフォーム。シリーズBで$40Mを調達。評価額は$300M。投資家はNotable Capital、Kleiner Perkins、CRVなど(Yahoo! Finance)
- Yupp - 暗号通貨インセンティブ型AIモデル評価プラットフォーム。シードで$33Mを調達。投資家はa16z cryptoなど(The Block)
- Uncountable - R&D部門特化の製品開発加速化ソリューション。シリーズAで$27Mを調達。投資家はSageview Capital、SE Ventures、8VCなど(Yahoo! Finance)
- Fleet - 多くのコンピューターを抱えるITおよびセキュリティ・チーム向けに、オープンなデバイス管理プラットフォーム。シリーズBで$27Mを調達。投資家はTen Eleven Ventures、CRVなど(FinSMEs)
- Sedai - クラウドインフラ管理のマニュアル操作をなくすAIエージェント。シリーズBで$20Mを調達。投資家はAtlantic Vantage Point、Norwest、Sierra Venturesなど(Yahoo! Finance)
- Conveyor - B2Bセキュリティレビュー自動化・業界初のRFP自動化のためのAIエージェント。シリーズBで$20Mを調達。投資家はSignalFire、Oregon Venture Fundなど(Yahoo! Finance)
- Antimetal - チームのインフラ・スタックのあらゆる表面領域からデータを取得し、インフラ管理を自動化するAI。シリーズAで$20Mを調達。投資家はSound Venturesなど(Yahoo! Finance)
- Mercanis - ベルリン発のエージェント型AI調達ソリューション。シリーズAで$20Mを調達。投資家はPartech、AVP、SignalsVCなど(Global Newswire)
- Extend - 複雑なPDFやその他のファイルを、検証された生産可能なデータに変換できるドキュメント処理特化LLM。シードおよびシリーズAで$17Mを調達。投資家はInnovation Endeavors、Y Combinator、Character VCなど(Silicon ANGLE)
- Acorn - AIを活用した、組織のパフォーマンスおよび学習管理プラットフォーム。シリーズAで$12.3Mを調達。投資家はLevel Equity(FinSMEs)
バーティカル
- Teamworks - スポーツ業界向けに人材獲得、選手育成、試合準備、デジタル・バンキングなどのAI駆動型オペレーティングシステム。シリーズFで$235Mを調達。評価額は$1B+。投資家はDragoneer Investment Groupなど(AI Journal)
- Canary Technologies - ホテル向けゲスト管理AI。シリーズDで$80Mを調達。評価額は$600M。投資家はBrighton Park Capital、Insight Partners、Y Combinatorなど(TechCrunch)
- Nominal - 航空宇宙、防衛などの産業向けの物理システム向けリアルタイムテストプラットフォーム。シリーズBで$75Mを調達。投資家はSequoia Capital、Lightspeed、Lux Capitalなど(FinSMEs)
- Pelico - 商流の複雑な製造業向けサプライチェーン・オーケストレーションプラットフォーム。シリーズBで$40Mを調達。投資家はGeneral Catalyst、83North、Serenaなど(SaaS News)
- Knowunity - 学生向けAIパーソナライズ学習プラットフォーム。シリーズBで€27M(約$30M)を調達。投資ははXAnge、Isomer Capitalなど(ETIH)
ヘルスケア
- Tennr - 大規模言語モデルで患者の紹介情報を分析して患者紹介プロセスを自動化するAI。評価額$605Mで$101Mを調達。。投資家はIVP、ICONIQ、GVなど(Mobi Health News)
- Nabla - 臨床ケア向けAIアシスタント。シリーズCで$70Mを調達。投資家はHV Capital、Highland Europe、DST Globalなど(FinSMEs)
- Ellipsis Health - 患者エンゲージメント向上を支援する音声AIエージェント。シリーズAで$45Mを調達。投資家はSalesforce、Khosla Ventures、CVS Health Venturesなど(Fierce Healthcare)
- Sword Health - バーチャル理学療法士AI。評価額$4Bで$40Mを調達。投資家はGeneral Catalyst、Khosla Ventures、Comcast Venturesなど(TechCrunch)
フィンテック
- Ramp - 企業の支出管理、請求書処理、経費精算を自動化する統合型AI財務プラットフォーム。シリーズEで$200Mを調達。評価額は$16B。投資家はFounders Fund、Thrive Capital、General Catalystなど(TechCrunch)
- Juniper Square - 未上場株式を扱うファンド向けファンド管理ソリューション。シリーズDで$130Mを調達。評価額は$1.1B。投資家はRibbit Capital、Fifth Wall、Redpoint Venturesなど(PR Newswire)
- Payabli - ソフトウェア企業向け組込型決済プラットフォーム。シリーズBで$28Mを調達。投資家はQED Investors、Fika Venturesなど(Yahoo! Finance)
ハードウェア×AI
- Applied Intuition - 自動運転車向けAI搭載インテリジェンスプラットフォーム。シリーズFで$600Mを調達。評価額は$15B。投資家はBlackRock、Kleiner Perkins、Qatar Investment Authorityなど(TechCrunch)
その他
- Meter - インターネット、ネットワーキング、Wi-Fi、携帯電話などのネットワークインフラを提供。シリーズCで$170Mを調達。投資家はGeneral Catalyst、Baillie Gifford、J.P. Morganなど(Business Wire)
- Pano AI - 山火事検知を専門とするAI。シリーズBで$44Mを調達。投資家はGiant Ventures、Liberty Mutual Strategic Venturesなど(FinSMEs)
[国内]
- Marsdy - 自動+手動ハイブリットのDXソリューション「AutoDate(オートデート)」を提供。シリーズAで、エクイティおよびデットファイナンスで累計6.8億円を調達。投資家はフェムトパートナーズ、三菱UFJキャピタル、ユナイテッド(PR Times)
- enstem - ドライバー・現場作業員の健康・安全を見守り、業務効率向上を支援するプロダクト「Nobi for Driver」「MAMORINU」を展開。NXグローバルイノベーションファンド、楽天キャピタルから1.1億円を追加調達(PR Times)
- ZeamiCyberSecurity - エンタープライズ向け次世代インテリジェンス・ソリューション「Zeami Intelligence」を開発。シードラウンドで4,000万円を調達(PR Times)