アーリーフェーズのスタートアップは、事業の成長を最優先にするあまり、組織の成長を後回しにしてしまうことも珍しくない。でも、組織は「人」がいてこそ成り立つ。そして事業も「人」がいてこそ、未来ある成長が望めると言えるでしょう。
プロダクトマネジメント業務を効率化するツール「Flyle」を展開するフライルを創業したCEO 財部氏、COO 相羽氏、CTO 荒井氏は、創業時からOKRの設定やミッション、ビジョン、バリューを組織に浸透させることに注力しています。これは、0→1のスタートアップには珍しいことですが、その背景には、ユーザベースやZUUなどで活躍してきた彼ら自身のこれまでの経験があるようです。
アーリーフェーズの段階で、彼らがMVVやOKRにこだわりを強く持ったのはなぜなのか。バリューの設定プロセスや浸透プロセス、そしてプロダクト・ドリブンな組織の作り方について、ディスカッションしました。
ハイライト
- 早い段階でMission・Vision・Valueを設定した理由
- バリューの設定プロセスと組織に浸透させる方法
- 共同創業者が行うべき相互フィードバックの進め方
- OKRの4つの本質
- 一次情報を組織全体に共有する重要性とその方法
- プロダクト・ドリブンな組織の作り方
財部優一(@tkrb729)
株式会社フライル 代表取締役CEO/共同創業者
慶應義塾大学卒業後、Fintech系スタートアップZUUの創業期に参画し、執行役員として、マザーズ上場までの急成長を経験。ZUU onlineを中心とする金融メディアプラットフォームの事業責任者や金融機関向けマーケティング支援事業の立ち上げに従事。創業期~上場後までの各フェーズで採用や組織制度設計にも従事。20年2月にFlyle,Inc.を共同創業。
相羽輝(@baaaa11a)
株式会社フライル 取締役COO/共同創業者
早稲田大学卒業後、リクルートへ入社。ユーザベースグループへ15年に転職。SPEEDAなど3つのSaaSのマーケティング・インサイドセールス部を立ち上げ17年末まで統括。18年にNewsPicksへ転籍し、法人向けSaaSの事業立ち上げ、グロースハック、カンファレンスなど多くのプロジェクトを牽引。20年2月にFlyle,Inc.を共同創業。
7/28/2022