日本のIT市場は約15兆円規模ですが、SaaSの占有率は10%未満です。エンタープライズ向けSaaS(エンプラSaaS)は成長余地が大きいものの、展開に苦戦する企業も多くみられます。エンプラSaaSの成功には、需要創出からポストセールスまで戦略の大幅な変更が必要で、その中でプロフェッショナルサービス(PS)の役割が重要となります。本セッションでは、Oracle、Salesforce、Veeva JapanにてPS経験豊富な大村さんをお迎えし、PSの定義や重要性、エンプラSaaSにおけるPSの必要性、採用・組織戦略について議論しました。
ハイライト
- 大村さんの約30年間に及ぶプロフェッショナルサービスのご経歴
- 大手ソフトウェア企業の日本市場はこの十数年間でどう変化してきたか
- Veeva Japanに入社された背景や決め手
- プロフェッショナルサービスのミッションについて、業務内容はどのようなものか
- 受注から契約、導入支援などのフローの中で他の職種との連携について
- BPOやビジネスコンサルやカスタマーサクセス・サポートとの違いとは?
- プロフェッショナルサービスの具体的なKPIについて
- PSの組織化や採用はどのように行っているか
- 入社後からのオンボーディングはどのようにプラン化されているか
大村耕平
Veeva Japan 株式会社 VP, Japan Commercial Professional Services
日本のプロフェッショナルサービス責任者である大村耕平は、ソフトウェアIT業界で約30年の勤務経験があり、顧客の業務改善や製品の有効活用促進するプロジェクトでプロジェクトオーナー、プロジェクトマネージャーとして多くの成功経験を持っています。Veeva入社前は、セールスフォースでMarketing Cloud製品のプロフェッショナルサービス執行役員として導入プロジェクトの責任を担っていました。また、セールスフォース以前は、日本オラクルにてミドルウェアコンサルティング、SaaSコンサルティング本部長としてサービスの提案から導入までの責任を持ち、お客様の成功と共にチームを成長させて来ました。
神前 達哉(@tatsuyakozaki)
ALL STAR SAAS FUND パートナー
和歌山県出身。東京大学卒業後、ベネッセコーポレーションに入社。法人営業を経て、新規事業開発室に異動。海外スタートアップとの日本向けB2B SaaSの事業化を果たし、セールス組織開発を担当。その後カスタマーサクセスの責任者として事業成長を牽引。2021年2月よりALL STAR SAAS FUNDのPartnerに就任。
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8/5/2024