■「今週のSaaSxAIニュース」ピックアップ!

エンタープライズ企業のテクノロジー投資の最新動向
Battery Ventures「State of Enterprise Tech Spending」の一部を日本語で紹介したものです。全内容はリンク先をご覧ください。
米VC Battery Venturesが、2024年9月にアメリカのエンタープライズ企業のテクノロジー投資の状況を調査・分析し発表したレポート。予想通り、AIがテクノロジー投資の最優先事項になっており、その対象は、クラウドインフラ投資、基幹システムのAI化、セキュリティ領域にも波及していっていることがわかります。このようなトレンドは、日本のグローバル企業でも期待できるので参考にしてみてください。主なポイントは以下の通りです。
- クラウドシフトが加速
企業の7割以上がクラウドインフラ投資を積極的に推進中。単なる移行ではなく、次の重点投資分野であるAI活用を見据えた動きが加速しています。 - AIが最優先事項に躍り出る
クラウドインフラを抜いて、「生成AI」と「LLM」が、経営層にとって今後12ヶ月の最重要投資テーマに。昨年とは状況が一変し、試験導入から本格活用へとシフトしています。 - 基幹システムの刷新ニーズの高まり
ITSM、ERP、CRMといった基幹システムを、AIや自動化をはじめとする次世代機能を求めてリフレッシュさせる動きが活発化しています。新規ソフトウェアベンダーにとって大きなチャンスです。 - AIの具体的な活用事例が急増
実際に業務でAIを活用する事例が前回の調査から3倍以上に増加。自律的に動くAIエージェントの研究開発・導入も進んでいます。 - セキュリティ領域にも新たな動き
SIEM(セキュリティ情報イベント管理)の分離や、よりモジュール化されたセキュリティアーキテクチャへの移行といった新たなトレンドの兆しが見えています。
AIのセカンドエフェクトと新たなビジネスチャンス
HumansのFounding Partner Andrew Tan氏の投稿「AI's Second-Order Effects」の一部を日本語で紹介したものです。全内容はリンク先をご覧ください。
AIによるコーディングアシスタント、カスタマーサポート用チャットボット、議事録ツールなど、さまざまなAIツールが群雄割拠しています。これらのAIのユースケースは、AIの最初の効用としてリターンが明白なため、急速なコモディティ化が進み、熾烈な競争から利幅の減少のリスクが高いと考えられます。この記事では、AIのファーストエフェクト(第一次的効果)が前提になった後に、<yellow-highlight-half-bold>市場や人間行動、社会構造を根本的に作り変える際に出現する、セカンドエフェクト(第二次的効果)で生まれる「5つのビジネスチャンス」<yellow-highlight-half-bold>について解説しています。すでに日本国内のスタートアップから出ているアイデアがいくつか含まれていますが、参考にしてみてください。
1. AIにより生まれる新たな労働力の再配置
AIが最初に「雇用」を奪うことはよく知られていますが、より深刻な影響は、まったく新しい労働カテゴリーと経済的役割の創出です。 AIが仕事の風景を変えるにつれ、労働力の移行を促進するプラットフォームへの需要が高まっています。
【プロダクトアイデア】
- 新たなスキルセットに焦点をあてた、AI主導の再教育プラットフォーム
- AIが変革する産業にあわせた職業教育の新興企業
- 離職者と将来を見据えた仕事の機会をマッチングするマーケットプレイス
2. デジタルの信頼低下の回復
合成メディア、誤情報の発信、デジタル情報などによる信頼の低下は、消費者や社会の行動に重大な変化をもたらしています。 デジタル懐疑論が高まるにつれて、透明性、真正性、検証に対する需要はますます高まっています。
【プロダクトアイデア】
- AI生成コンテンツのデジタル証明と電子透かし技術
- 分散型レピュテーションおよびアイデンティティ検証プラットフォーム
- AIを活用した真正性検証サービス
3. AIネイティブ・カルチャーとメディアの出現
AIは、既存のコンテンツを自動化するだけでなく、まったく新しいジャンルやコミュニティ、カルチャー現象を創造します。 生成的なマルチプレイヤー体験、合成インフルエンサー、パーソナライズされたメディア、そして完全にAIによって生成されたブランドは、文化的消費を再構築しています。
【プロダクトアイデア】
- ジェネレーティブなゲームプレイに特化したAI中心のゲームスタジオ
- 総合インフルエンサーマーケティング会社
- ジェネレーティブ・エンターテインメント・ブランド
- ジェネレーティブ・クリエイティブ・ライセンシングのためのプラットフォーム
4. 規制当局の反発とコンプライアンス
AI革命は、必然的にプライバシー、偏見、倫理、透明性をめぐる規制当局の反応を引き起こします。 この反動は、コンプライアンス・ソリューション、監査、規制フレームワークを専門とする新興企業にチャンスをもたらすでしょう。
【プロダクトアイデア】
- コンプライアンス・アズ・ア・サービス
- 倫理的なAI監査会社
- 新たなAI規制へのコンプライアンスを簡素化する自動化RegTechソリューション
5. AI駆動型社会のインフラ
AIの急激な成長は、計算インフラ、エネルギー資源、サイバーセキュリティに大きな負担をかけます。 特殊なハードウェア、効率的なAIクラウドプラットフォーム、AI搭載システムの強固なセキュリティが重要になってくるでしょう。
【プロダクトアイデア】
- AIアクセラレーターに特化したハードウェア
- エネルギー効率の高い推論クラウドサービス
- AIが生み出す脅威に特化したサイバーセキュリティ・プラットフォーム

Palantirはいかにして究極の起業家輩出企業となったのか
Lenny's Podcast「How Palantir built the ultimate founder factory | Nabeel S. Qureshi (founder, writer, ex-Palantir)」の一部を日本語で紹介したものです。全内容はリンク先をご覧ください。
Palantirの元社員 Nabeel Qureshi氏が、「<yellow-highlight-half-bold>Palantirは、いかにして起業家やプロダクトリーダーを輩出する最も成功したテクノロジー企業となったのか<yellow-highlight-half-bold>」をLenny's Podcastで語っています。このインタビューでは、Palantir独自の事業運営モデル、型破りなプロダクト開発アプローチ、なぜ同社が起業家にとって卓越した育成の場となっているのかを深掘りしています。以下は、要点をまとめたものです。
■フォワード・デプロイド・エンジニア・モデル
Palantirは、「フォワード・デプロイド・エンジニア(FDE)」という独自の役割を開拓しました。この役割を担うエンジニアは、週に4~5日、クライアントの現場に常駐して業務を行います。従来のコンサルタントとは異なり、彼らはお客さまの課題を解決するためのまったく新しいプロダクトを開発する権限が与えられています。このアプローチによって、極めて迅速なフィードバックループと、ユーザーへの深い共感が生まれます。
エンジニアは、利用企業と席を共にして業務を深く理解し、リアルタイムでソリューションを構築するという没入型の実務経験を通じて、課題を迅速に特定し、ソリューションを構築し、実際のユーザーとともにその有効性を検証する手法を習得します。これらは、起業家にとって不可欠なスキルです。お客さまのニーズへの強いこだわりと高度な技術的実行力の組み合わせが、起業家精神を育む絶好の育成環境を生み出しているのです。
■独立した思考を持つ人材の厳選採用
Palantirの採用プロセスでは、「確固たる信念を持ち、臆することなく異論を唱えることができる、自律的思考を持つ人材」を意図的に選抜しています。テクノロジー分野以外にも幅広い知的好奇心を持ち、「何としても勝つ」という強烈な競争心を持つ候補者を求めているのです。同社の面接は型破りなことで知られており、創業者自らが候補者と議論を交わし、その思考力を試しています。
■大規模な課題に向き合う
Palantirは、政府、防衛機関、Fortune 50に名を連ねる企業など、大規模組織が抱える極めて複雑な問題の解決に取り組んでいます。これらのプロジェクトは通常、数百万ドル規模の契約となり、社会に多大な影響を及ぼす重要な課題に対処しています。たとえば、Qureshi氏は、Airbus社と協力し、複雑な工場運営を管理するデータソリューションを構築することで、同社の航空機生産能力を4倍に引き上げた事例を挙げています。このように困難で複雑な実世界の課題を解決した経験は、従業員が将来起業家として困難な課題に立ち向かう自信を育みます。
■プロダクトマネージャー(PdM)はフォワード・デプロイド・エンジニアからのみ登用
Palantirは、プロダクトマネジメントにおいて、プロダクトマネージャー(PdM)は「フォワード・デプロイド・エンジニアチーム」の出身者からのみ登用するというユニークな方針を採っています。専門的な経験を持つPdMを採用する一般的なテクノロジー企業とは異なり、Palantirでは、プロダクト開発を主導する人物は、まずお客さまと直接関わる役割で実績を上げることを必須としています。これにより、プロダクトリーダーは、お客さまへの深い共感と、実際の課題を解決してきた実践的な経験を確実に身につけることができます。この方針が、お客さまの課題を発見し解決できる極めて優れた力を持つプロダクトマネージャーが育つのです。
■「役職なし」の哲学
Palantirは、その歴史の大部分において、伝統的な役職を設けずに運営されてきました。ほぼ全員が単に「フォワード・デプロイド・エンジニア」という肩書でした。これにより、昇進をめぐる社内競争や階層的な立場を意識した行動がなくなり、代わりに実力と成果に注力する文化が生まれました。リーダーシップの役割は、形式的な昇進によってではなく、実績を通じて獲得されるものでした。この結果、年功序列や社内政治ではなく、個々の能力に基づいて責任が割り当てられる、極めて柔軟な組織が形成されました。このアプローチにより、形式的な権限よりも組織へのインパクトを重視する起業家精神が育まれました。これは起業家にとって非常に有益な考え方です。
■積極的な出張文化
Palantirは、「お客さまの問題を解決するためならば、従業員はためらうことなく世界中へ飛んでお客さまの問題解決にあたる」という積極的な出張文化を育んできました。お客さまとの対面でのコミュニケーションを非常に重視しており、従業員はそれが契約獲得やお客さまの問題解決に繋がるのであれば、数時間のうちに飛行機に飛び乗ることも厭いません。ビジネスを獲得し、お客さまとの関係を構築するためにはどんな努力も惜しまないこの姿勢は、従業員に創業者同様の当事者意識を植え付けていました。異なる文化やビジネス環境を実際に経験することも、将来の起業家にとって貴重な財産となりました。
■最重要KPIとしての「エンジニア一人当たりの収益」
Palantirは、単なるコンサルティングサービスの提供に留まらず、スケーラブルなプロダクト開発の成否を測るための最重要指標として、「エンジニア一人当たりの収益」を用いています。当初はお客さまごとに5~10人のエンジニアを配置することもありましたが、プロダクトが成熟するにつれて、この比率を劇的に下げることを目指しました。プロダクトによる効率向上を重視するこの方針は、従業員にスケーラビリティと効率性......つまり、最小限のカスタマイズで複数のお客さまに共通する問題を解決する方法を常に意識させました。このプロダクト志向の考え方は、人員数に応じてリニアに成長するサービス型ビジネスとは異なり、成功するスタートアップを構築する上で不可欠です。
■徹底的なフィードバックセッション「マーダーボード」
Palantirは、「マーダーボード」(元々は軍事用語)と呼ばれるフィードバック手法を導入しています。これは、プロジェクトリーダーが計画を発表し、その計画を徹底的に吟味・批判することを役割とする同僚たちから、厳しいフィードバックを受けるというものです。これにより、従業員は自らの仕事について批判的に考察し、厳しい指摘に対し、自らの論理で徹底的に応酬することを求められました。プロジェクトでは、誰もが賛同するような無難なものではなく、真に議論を呼ぶような本質的な原則を明確に打ち出すことが要求されました。この実践を通じて、懐疑的な投資家に直面したり、困難な戦略的決定を下したりする際に、起業家にとって不可欠な精神的なタフさと知的な厳格さを鍛え上げました。

優れたインサイドセールス(SDR)になるには?
SaaStr「Dear SaaStr: How Do I Become a Better SDR?」の一部を日本語で紹介したものです。全内容はリンク先をご覧ください。
SaaStrのJason Lemkin氏による、インサイドセールスで成果を創出するためのポイント解説。AIツールの普及により、営業という職種の重要性は、ますます高まっているように思います。本記事で重要だと感じるポイントを共有します。
- 闇雲な営業活動をやめる
1万通の一般的なメールを送りつける時代はほぼ終わりました(AIを使用しても同様)。<yellow-highlight-half-bold>代わりに、質を重視する<yellow-highlight-half-bold>。
週に50の優良見込み客をターゲットにし、パーソナライズされた思慮深いアプローチを心がける。AIツールは調査や良いメッセージ作成には役立ちますが、契約を決めるのは人間的な要素です。見込み客の課題を理解せずにテンプレートメールを送るのは時間の無駄になりうるのです。 - ICP(理想的な顧客プロファイル)を本当に理解する
最も良い見込み客が誰かを知る必要があります。営業担当と密に連携し、「優良」な見込み客の特徴を学ぶことが大切。営業担当は、すべてのセールスサイクルを通じてどのリードが成約し、最も収益を生み出すかを知っているはずですから。このインサイトを活用してターゲティングとリードスコアリングを洗練させてください。 - フィードバックループを活用する
通話内容、メール、アプローチ戦略をチームと共有しましょう。何が効果的で、何がそうでなかったかを明確にするという透明性は、全員のパフォーマンス向上を助け、見込み顧客に響くものをクリアにします。
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ベンチャーキャピタルのセカンダリー市場の新たな可能性
Crunchbase News「Venture Capital’s Second(ary) Chance」の一部を日本語で紹介したものです。全内容はリンク先をご覧ください。
ベンチャーキャピタル業界では長年、「流動性の欠如は特徴であり、問題ではない」と考えられてきました。しかし近年、企業が大規模な資金調達を実施するようになり、IPOやM&Aといった従来の出口戦略が難しくなってきています。特に成長ラウンドで優先株が複雑化し、初期投資家や創業者の利益が縮小するケースが増えています。こうした状況のなか、セカンダリーマーケットが注目されています。企業が長く未公開のままでいると、投資家のリターン率が低下し、資金の流動性が損なわれるため、投資から5〜7年のタイミングで持分の一部を売却することで、ファンドの内部収益率(IRR)を改善し、より健全なリターンを確保する戦略が有効とされているのです。
本記事では、<yellow-highlight-half-bold>従来の「長期保有が基本で、セカンダリー取引は例外」という考え方から、「セカンダリー取引を活用し、保有を選択的に行う」という戦略へ転換<yellow-highlight-half-bold>することの重要性を説明しています。
■ 資金調達ニュース
[海外]
エンタープライズ
- Rippling - 給与計算や福利厚生、SSOやID管理、請求書支払い、コーポレートカードなど20数種類のプロダクトを展開するコンパウンドスタートアップ。評価額16.5BのシリーズGで$410Mを調達。投資家はSands Capital、GICなど(TechCrunch)
- Clay - セールス活動の自動化AIエージェント。Sequoia Capitalを引受手とする評価額$1.5Bでの従業員テンダーオファーを実施(TechCrunch)
- AI21 Labs - 特に信頼性が高く求められるビジネスクリティカルなアプリケーション向け大規模言語モデル開発スタートアップ-。シリーズDで$300Mを調達。投資家はGoogle、NVIDIAなど(CTech)
- Ascendx Cloud - ロンドン発のエンタープライズグレードのCRM SaaS。デットとエクイティ合計で$110Mを調達。投資家はOsprey Investors、Columbia Lake Partnersなど(Silicon Canals)
- Arkestro - 調達部門向けにAIで企業支出の節約やサプライチェーンリスクの低減を行なう調達予測プラットフォーム。Altira Group、Aramco Venturesから戦略投資ラウンドで$36Mを調達(Yahoo! Finance)
- Forethought - オムニチャネルでの顧客体験に特化したマルチエージェントAI。シリーズDで$25Mを調達。投資家はBlue Cloud Ventures、NEAなど(Yahoo! Finance)
- Origin - 人事・福利厚生チーム向けに福利厚生費の戦略的管理を実現するベネフィット・インテリジェンス・プラットフォーム。シリーズAで評価額 $106Mにて21Mを調達。投資家はFelix Capital、Acadian Venturesなど(Yahoo! Finance)
- Ravio - 人事システムに直接接続することで、継続的に更新される報酬ベンチマークを提供するSaaS。シリーズAで$12Mを調達。投資家はSpark Capital、Blackbird Venturesなど(Fintech Global)
バーティカル
- Entrata - 不動産業界の会計、購買、施設管理、リースなどを一元管理するプラットフォーム。Blackstoneから$200M@評価額$4.3Bを調達(USA Herald)
- Owner.com - レストラン特化のウェブサイト、ロイヤリティ・プログラム、デジタル・マーケティングなどのSaaS。評価額 $1Bにて$120Mを調達。投資家はMeritech、Headlineなど(Yahoo! Finance)
- Cart.com - B2C、B2B、および公共部門の組織が、商品の発見から注文の配送まで、商取引のライフサイクル全体を管理できる統合オムニチャネル商取引および物流ソリューション。シリーズで評価額$1.6Bにて50Mで調達。投資家はBlackRock、Neuberger Bermanなど(SaaS News)
- Optimal Dynamics - トラック運送などのロジスティクスプロバイダーが戦略的かつリアルタイムな意思決定を支援する特化型AI。シリーズCで$40Mを調達。投資家はKoch Disruptive Technologies、Bessemer Venture Partnersなど(Yahoo! Finance)
- TurbineOne - リアルタイムの脅威検知と意思決定を行う防衛ソフトウエア。シリーズBで$36Mを調達。投資家はGeneral Partnership、Bessemer Venture Partnersなど(BusinessWire)
- Amilia - コミュニティおよびレクリエーション業界向けの管理および決済Fintech x SaaS。Vertu CapitalなどからC$35Mを調達(Fintech ca)
- Breathe Battery Technologies - 自動車メーカーやエレクトロニクス企業が数年先のバッテリーの性能を設計・予測を支援するSaaS。シリーズBで$21Mを調達。投資家はKinnevik、Lowercarbon Capitalなど(TechCrunch)
フィンテック
- Addepar - RIA、大手銀行、機関投資家、オルタナティブ・ファンド・マネージャー向けがデータに基づく投資の意思決定を支援する資産・投資管理SaaS。シリーズGで評価額$3.25Bにて$230Mを調達。投資家はVitruvian Partners、WestCapなど(Yahoo! Finance)
- Samaya AI - 投資リサーチから顧客アドバイス、DDに至るまで、複雑な金融ワークフロー向けに設計・訓練されたAIエージェント。シリーズで$43.5Mを調達。投資家はNEA、エリック・シュミット氏など(Yahoo! Finance)
- Glide - デジタルファーストの世界で伝統的な金融機関の競争を支援する組み込み型フィンテック。シリーズAで$15Mを調達。投資家はAcrew Capital、Pear VCなど(Yahoo! Finance)
- SimpleClosure - VCなど向けに新興のスタートアップの事業清算を支援するプラットフォーム。シリーズAで$15Mを調達。投資家はCarta、TTV Capital など(TechCrunch)
ヘルスケア
- Cohere Health - 医師と医療プランの間のコラボレーションを改善することで、質の高いケアへのアクセスを可能にするクリニカル・インテリジェンス・ソリューション。シリーズCで$90Mを調達。投資家はTemasek、Deerfield Managementなど(Fintech Global)
- PhaseV - 臨床試験デザインと実施のためのAIプラットフォーム。シリーズAで$50Mを調達。投資家はAccel、Insight Partnersなど(PR Newswire)
- Clarium - ヘルスケアサプライチェーン全体のクラウドデータを収集、統合、自動化し、大手病院や医療システムのサプライチェーンオペレーション管理AI。シリーズAで$27Mを調達。投資家はNorthzone、General Catalystなど(Yahoo! Finance)
サイバーセキュリティ
- Theom - AI時代のデータ・ガバナンスとセキュリティ・ソリューション。シリーズAで$20Mを調達。投資家はWing VC、Snowflake Venturesなど(PR Web)
- ClearVector - アイデンティティ(人間、マシン、サードパーティ、AI)が実行時にどのように動作するかを学習し、サイバーアタックに対抗するSaaS。シリーズAで$13Mを調達。投資家はScale Venture Partners、Okta Venturesなど(Yahoo! Finance)
リーガルテック
- Harvey - 法律文書の分析、法的調査、契約書レビュー、法律情報の検索を効率化し、弁護士の業務をサポートするAIアシスタント。Kleiner PerkinsとCoatueがコリードで$250M@$5Bを調達見込み(TechCrunch)
その他
- Perplexity - OpenAIと競合するAI検索エンジン。Accelをリードで$500M@評価額$14Bで資金調達を実施中(Yahoo! Finance)
- Granola - テキストや音声などのノート作成を自動化・分類できるノート作成AI。シリーズBで$43M@$250Mを調達。投資家はNFDG、Lightspeedなど(TechCrunch)
- Hedra - Character-3モデルによるウェブベースの動画生成・編集スイートAI。シリーズAで$32Mを調達。投資家はa16z、Index Venturesなど(TechCrunch)
M&A
- Data.World - エンタープライズ・ワークフロー管理SaaS上場企業ServiceNowがクラウドネイティブなデータカタログとデータガバナンス・プラットフォームを提供するData.Worldを買収する正式契約を締結(TechCrunch)
[国内]
- Ubie - 全国1,800以上の医療機関で採用されるAI問診・生成AIなど複数のソリューションなどを提供。日本郵政キャピタル、NTTドコモ、セブン-イレブン・ジャパン等の国内外のリーディングカンパニー、ならびに日本政策金融公庫、株式会社商工組合中央金庫等などからの資金調達を実施し、累計資金調達額180億円を突破(PR Times)
- SUPER STUDIO - コマースDXを実現する統合コマースプラットフォーム「ecforce」を提供。31VENTURES、ALL STAR SAAS FUND、きらぼしキャピタルなどから約17億円の追加資金調達を実施(PR Times)
- Tabist - 宿泊・観光産業のDXを推進。6億円の追加調達を実施し、総額16.5億円でシリーズCラウンドを完了。投資家は小樽グリーンホテル、トーショウコーポレーション、betaspace、渋谷建設、SBIインベストメント、みずほキャピタル、ひろぎんキャピタルパートナーズ(PR Times)
- Acompany - プライバシーDXを実現するパーソナルデータ利活用クラウドとプライバシーDXコンサルティングサービスを提供。シリーズBで11億円を調達。投資家はSBIインベストメント、グロービス・キャピタル・パートナーズ、Central Japan Innovation Capitalなど(PR Times)
- ZAICO - クラウド在庫管理システムzaicoを開発・提供。日本政策金融公庫より、新株予約権付融資として2億円の資金調達を実施(PR Times)
- elu - HR領域に特化したAIエージェントを開発・提供。株式会社SHIFTおよび複数の著名エンジェル投資家から創業初月に1.1億円の資金調達を実施(PR Times)
- インフォボックス - 法人営業に特化したデータベースプラットフォーム「infobox」を提供。ZoomInfo CEO Henry Schuck氏、およびG2 CEO兼共同創業者 Godard Abel氏より、追加の資金調達を実施(PR Times)
- EdgeLab - 東大発で建設業界に特化したAIシステム開発。シードラウンドにおいてTRUST SMITH & CAPITALを引受先とした資金調達を実施(PR Times)
M&A