プロダクト

2年間の「潜伏期間」で達成したPMF──T2D3を超えるスピードで駆け抜ける、ナレッジワークの徹底

SaaSスタートアップを支える「T2D3」という圧倒的な成長。その高成長を実現するためには、SaaSの世界を駆け抜けるための「戦略」が存在します。ALL STAR SAAS FUNDでは、全4回からなる短期集中型の連続講座を通じて、その戦略について多角的に考えていく機会をつくりました。初回のテーマは「PMF」。SaaSにおけるPMFの達成確度を高めるために、「プロダクト開発」の観点から実践的な方法論を解説。第一回のゲストは、セールスイネーブルメントクラウドの「ナレッジワーク」を提供し、T2D3を超えるスピードで成長を遂げるナレッジワークCEOの麻野耕司さんです。

まるでiPhoneが登場した頃のよう──AI技術の進化にSaaSのプロダクトリーダーはどう立ち向かうべきか?

テクノロジー業界では「数十年に一度」の大波とも言われるAI技術の進化が進行中です。これはBtoB SaaS企業にとっても例外ではありません。海外を中心に、SalesforceやServiceNow、Canva、Adobeなどの企業はこの波を活用し、新プロダクトのリリースを急ピッチで進めています。こうした変化の中でも、日本のSaaSスタートアップはこの技術革新をいかに自社プロダクトの開発に取り入れていくべきか、悩んでいるように見受けられます。そこで、日本のSaaS業界に身を置くプロダクトリーダーが、AI技術の進化という大波をどのように捉えて行動しているのか、どのような課題に直面しているのかについて、お二人のゲストを招いて議論しました。

【いつ立ち上げるのがベストか】LayerXの爆速SaaS開発を支えるQAチームの知られざる仕事と役割

アメリカのRipplingをはじめ、QA(Quality Assurance、品質保証)が果たす役割が認識されはじめています。継続的に使うことが前提のSaaSプロダクト、バグがなくすのはもちろん、使い心地に関わる「品質」においても定義していくのがQAの役割です。まだ日本では事例が少ないQAではありますが、意志を持って取り組んでいる企業も存在します。「バクラク請求書」「バクラク申請」 などのBtoB SaaSを提供するLayerXです。プロダクトとしては後発なものもありながら、その開発スタイルは業界でも一目置かれる同社。LayerXの初代CTOを務め、現在はQAチームも含めた開発全体を率いる取締役の榎本悠介さんに、QAチームの立ち上げから運用の工夫まで、さまざま伺いました。

ビジョン実現のために押さえておきたい!SaaSプロダクトの戦略立案に使える代表的な8パターン

プロダクト戦略とは、テクノロジー企業がプロダクトによって何を実現したいのか、そのためには何が必要なのか、そしてビジネス全体のゴールにどう合致しているかを記述した、ハイレベルな計画です。簡単に言うと、プロダクトビジョンとプロダクトロードマップの間をつなぐもの。優れたプロダクト戦略は、「誰の、どんな課題を、どのように解決するのか?」をクリアに説明します。今回はこのプロダクト戦略にフィーチャーし、解説していきます。

【5ステップで進化】アーリーステージのB2B SaaSプロダクトを成功へ導く、PdMのユーザーインタビュー設計と実施ガイド

業務で使われるB2B SaaSプロダクトでは、「誰の、どのような課題を、どう解くのか?」を定めなくてはなりません。そのため、お客さまのストーリーを深く理解することは、最も注意深くなされるべきプロセスなのです。しかし、ユーザーインタビューには慣れが必要です。今回は、アーリーステージのプロダクトマネジメントに重要な、ユーザーインタビューの設計および実施の際に意識すべきポイントについて、5つのステップに分けて解説します。

ステージでこれだけ異なる!!SaaSのプロダクトチーム&PdMの役割の変化を総まとめ

前回、SaaSをはじめとしたB2BとB2Cでのプロダクトマネージャー(PdM)の主な「6つの違い」について解説しました。では、「SaaSであれば、PdMやプロダクトチームの役割は同じなのか?」というと、そうではありません。その違いは、企業のステージやプロダクトのタイプに表れてきます。特に、創業したばかりで数人規模のスタートアップと、組織が成熟してプロダクトも複数ある数百人規模の企業では、その役割は大きく異なるのです。今回は、「ステージ」に絞ってプロダクトチームの役割の違いと進化について考えてみます。

【PMF実現への近道】AutifyとLoglassのリアルストーリーに学ぶ、SaaSのPMFを効率的に進めるポイント

ARR 0〜1億円のシード企業、あるいは起業準備中のSaaS起業家にとって、ARR10億円を達成するまでに築く基盤こそがT2D3達成のコアになります。今回のテーマは『SaaS PMF実現に向けた近道』。スピーカーには、 AIを用いた「ソフトウェアテスト」の自動化ツールを開発するAutifyの近澤良CEO、大企業向けの経営管理SaaSを提供するLoglassの坂本龍太CTOが登場。「PMFを実現するまでに押さえるべきポイント」や「PMFに向けて持つべき心構え」など、まるごとPMFだけに絞ったセッションを記事化しました。

SaaSのPMM(プロダクトマーケティングマネージャー)はなぜ必要?Sansan・川村良太さんに聞く、1年半の実践から見えた「PMMの役割」

ALL STAR SAAS FUNDの投資先をはじめ、ステージを問わずにあらゆるSaaS企業から、PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)に関する質問が寄せられるようになりました。一方で、実践的な情報リソースが足りているとは言えない状況です。そこでSansanでは、どういった背景からPMMを置き、いかなる仕事に取り組んでいるのかを、川村良太さんにお聞きしました。PMMとして営業DXサービスの『Sansan』に携わり、並行してCS組織で「カスタマーサクセスプランニング」という組織設計のシニアマネジャーも務めています。