2025年のソフトウェア、2026年のソフトウェア──AI時代の「戦時モード」をどう勝ち抜くか?

2025年、ソフトウェア業界は「戦時モード」に突入しました。AIの技術進化が開発コストを劇的に下げ、参入障壁を引き下げた一方で、競争は多様化し激化。アメリカではAI企業が3年未満でARR100億円を達成し、投資マネーの64%がAI領域に集中。日本でも資金調達の勢いは増していますが、上場マーケットではまだAI銘柄の本格的なブレイクスルーは見られていません。この環境で勝ち抜くには何が必要なのか。ALL STAR SAAS FUNDの前田ヒロ&湊雅之が、古典の兵法論や戦略論を引用しながら2025年を振り返り、2026年に注目すべき「6つのテーマと5つの勝ち筋」をプレゼンテーションしました。

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マネーフォワードCOOが語る、経営の最前線で求められる決断力とリーダーシップ

COOは、経営体制や企業フェーズ、そしてカルチャーによって役割や素質が大きく異なるため、明確な定義が難しいポジション。今回は、スタートアップでさまざまな経験を積み、独自のキャリアを築いてきたマネーフォワードCOOの竹田 正信さんにお話を伺いました。マネーフォワードが数百名規模から2,500名超へと成長するなかで、竹田さんの実体験から得た"COOという役職に必要な、素養やマインド"を掘り下げたエピソードです。

働きたい会社No.1に輝いたHubSpot CPO Katie Burkeに聞く、ハイパフォーマンスでハッピーな組織文化の作り方

「2020年に働きたい会社」第1位と評され、その取り組みにも注目が集まるのがクラウド型CRMプラットフォームを展開するHubspot。今回は、HubSpotでCPOを務めるKatie Burkeさんに、前田ヒロがカルチャーや組織、コミュニケーションをテーマにインタビューしました。

【エンタープライズSaaSの要】プロフェッショナルサービスの責務とは?業界歴約30年、Veeva Japan大村耕平のナレッジ

Oracle、Salesforce、そしてVeeva Japanと、外資系ソフトウェア企業でプロジェクトオーナー、プロジェクトマネージャー、そしてプロフェッショナルサービス領域を中心に約30年従事してきた大村耕平さんに、エンタープライズSaaSにおけるプロフェッショナルサービスの要諦を聞きました。「プロフェッショナルサービスは製品ベンダーの最後の砦」と語る大村さん。プロフェッショナルサービスの役割、組織化、人材採用から、エンタープライズ向けSaaSビジネスの成功の鍵まで、豊富な経験に基づく洞察をお聞かせいただきました。

【AI時代のSaaS戦略】LayerXの拡大を支えるプロダクト、組織、そしてAI──福島良典 ✕ 福山太郎セッションから見る、SaaSの持続的成長に必要なもの

AI技術の急速な発展により、SaaS業界の競争環境は劇的に変化している。大手テック企業の台頭やAIによるコモディティ化の波のなかで、新興SaaS企業はどのように戦っていくべきか。4年間で8プロダクトを展開し、累計100億円以上の資金調達に成功したLayerXのCEO・福島良典さんに戦略を伺います。Rice Capitalの福山太郎さんを聞き手に、プロダクト戦略、組織づくり、AI時代のSaaSについて考えました。

知っておきたいB2B SaaSのビジネス指標と単語集

ALL STAR SAAS FUNDのマネージングパートナー・前田ヒロのブログ「hiromaeda.com」で2016年に公開したB2B SaaSのビジネス指標と単語集は、これまでも多くの方にご覧いただきました。SaaS企業からは「オンボーディングの素材として活用している」という声も。 そこで今回、単語を新たに追加し、改訂しました。SaaSに携わる人が知っておきたいビジネス指標と単語61個を解説します。

万能ツール「Notion」共同創設者のIvan Zhaoが考える、プロダクト、採用、バリューのポイントを直接インタビュー

世界中で、熱心なユーザーを増やし続けるNotion。高まるのは愛情だけではない。2020年4月には約54億円を調達し、大胆な発展を見せる。今回は、共同創設者であるIvan Zhaoさんに、前田ヒロがその成り立ちや組織運営などを聞いた。

【エクイティストーリーの描き方】アンドパッドCFO 荻野泰弘が実践する、バーティカルSaaSでカテゴリーリーダーになるための戦略

業界・領域特化型の「バーティカルSaaS」の成長戦略において、昨今、「マルチプロダクトでポジショニングを固めること」が重要視されはじめています。しかし、ホリゾンタルSaaSとは制約が異なる複雑な環境で、どのように事業を拡大すべきかは、非常に悩ましいのも実情です。では実際に、バーティカルSaaSのカテゴリーリーダーはどのような戦略をとっているのでしょうか。アンドパッド社 取締役CFO 荻野泰弘さんをお招きし、組織体制からエクイティのストーリーまで、余すことなくお話しいただきました。

SaaSを基礎から覆し、ARR100億円を突破!Snyk創業者・Guy Podjarnyに学ぶ「新GTM戦略」

セキュリティ領域でデベロッパーコミュニティと連携し、「ボトムアップ型」と「トップダウン型」両方の型を採用しながら、GTM戦略を実践しているユニークな企業「Snyk」。今回の記事では、Snykの創業者であるGuy PodjarnyさんとGTM戦略を解剖していきます。これまでの「型」は「常識」として受け入れ、主軸に置くべきなのか。あるいは、SaaS事業戦略の新しい視点が加わるのか。

経営の「次の柱」を作る上で必要なコト──ARR200億円超えを果たしたマネーフォワード・辻庸介の実践知

2023年11月期の決算において、ついにARR200億円を突破したマネーフォワード。M&Aを含めた新規ビジネスを次々と取り込みながら、非連続的成長と連続的成長を実現し続けてきた、日本でも稀有な一社とも言えるでしょう。このような強大な成長戦略のためには、何が必要なのでしょうか?フレームワークもなく、ルールさえない領域で戦い続けるリーダーの実体験から、そのエッセンスを学ぶべく、マネーフォワードのCEOを務める辻庸介さんにお話を伺いました。

ミドルマネージャーの採用、育成、抜擢の勘所──EVeM 長村禎庸に聞く

SaaSスタートアップの成長過程において、組織の課題やマネジメントによる問題で、思うような成長曲線を描けず、起業家自身が悩みを抱えているケースが多くあります。スタートアップにおけるミドルマネージャーの抜擢や育成、経験者の採用、そして彼らがスキルアップするためには、どのように取り組むべきなのでしょうか。今回はベンチャー企業のマネージャーに特化した育成トレーニングプログラムを提供するEVeMの代表取締役兼執行役員CEOである長村禎庸さんに、そのポイントを教わりました。