RightTouchが実証する「プロフィットセンター化」の条件──エンタープライズ戦略が可能にしたExpansion責務の再定義【カスタマーサクセス進化論】

「カスタマーサクセスはコストセンターか、プロフィットセンターか」──この問いは2018年から日本のSaaS業界で繰り返し議論されてきましたが、明確な答えは出ていませんでした。しかし今、この議論に一つの回答を示す企業が現れました。それが、コールセンター/カスタマーサポート領域に特化したコンパウンドSaaSを提供するRightTouch社です。その要点は「DAY1からエンタープライズをターゲットに据える」ことで「カスタマーサクセス組織がExpansionを担う」ことが必然的に成立するということ。以下、ALL STAR SAAS FUNDのメンターで、日本カスタマーサクセス協会代表理事の山田ひさのりさんによる寄稿です。

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HubSpot流「オンボーディング」のポイント:完全リモートでも心がける“インクルーシブ”な雰囲気づくり

製品や組織のみではなく企業のカルチャーをより深く学び、会社と人がお互いを理解する重要な機会となる「オンボーディング」。このオンボーディングをテーマにした記事をお届けしたいと思った時、「人」を中心に置いたカルチャーを大切に守り続けているHubSpotの事例を聞いてみたい、と思いました。インタビューの結果、やはりそこには「人」を中心としたインクルーシブなオンボーディングプログラムがありました。

「最高を超える」最強の組織の築き方:Stripe元COO・Claire Hughes Johnsonに聞く、経営陣たちがスケールさせるべきこと

Stripeの急成長を支えた元COO、Claire Hughes Johnsonさんが組織づくりの真髄を語ります。従業員数200人から7,000人へと組織をスケールさせた経験から生まれた著書『Scaling People』は、経営者から高い支持を得ています。ALL STAR SAAS FUNDの前田ヒロとの対談では、フィードバックの重要性や人材マネジメントの本質に加え、ARR10億円から100億円へと成長する過程で経営チームに求められる変革について深く掘り下げます。成長フェーズに応じたリーダーシップの進化と、高パフォーマンス組織の構築に必要な知見が詰まった対話をお届けします。

セールスフォース・ジャパンのトップインサイドセールスは、どんな一日を過ごしている?密着してわかった「詳細な活動計画」

セールスフォース・ジャパンのトップインサイドセールス森岡さんの1日に密着。日々実践されている電話アプローチ手法やフィールドセールとの連携方法を教えていただきました。そしてさらに、目標から逆算して徹底管理されている活動計画、ダッシュボードも大公開!

良いチームはリーダーの自己開示からはじまる──Sansanの新規事業「Bill One」急成長を支えた、社内コーチング

ビジネスの場でしか解消できないような悩みを解消する、ということはコーチングがもたらす大事な価値のひとつかもしれません。その効力に気づき、社内制度として設けるだけでなく、社員が社員にコーチングを行なう「内製化」も実現しているのが、営業DXサービス「Sansan」やインボイス管理サービス「Bill One」を手掛けるSansanです。今回は、社内制度としてコーチングを内製化する中で尽力されてきた三橋新さんと、実際にコーチングを受けて変化を実感した久米志穂子さんを招き、コーチングがもたらした変化などについて伺いました。

【採用選考の奥の手!】スタートアップ経営者5人に聞く「面接でよく聞く質問」

第一線の経営者として活躍する5名に、「面接でよく聞く質問」とその理由についてにインタビューしてみました!ご協力いただいたのはFond・福山太郎氏、SmartHR・宮田昇始氏、ユーザベース・佐久間衡氏、Well Direction・向井俊介氏、ヤプリ・庵原保文氏。彼らはいかなる質問をして、これまで仲間を集め続けてきたのでしょうか。いち早く、適切な人材を集めるためにも、自社にあった「好きな質問」を見つけ出すことは、組織を強くする大切なポイントの一つかもしれません。みなさんの仲間集めが、よりいっそう加速しますように!

日本のSaaSにはまだ足りない…急成長を支える「プロダクトビジョン」を作るための8つのポイント

スタートアップから上場企業まで、テクノロジー企業ならば永遠と向き合う概念が「プロダクトビジョン」。しかし、日本のスタートアップでは、プロダクトビジョンがそもそも無かったり、曖昧なまま見直されないケースも少なくありません。それは、目的地とコンパスの無い航海のようなもので、成長スピードが遅くなるだけでなく、受託開発のように顧客へプロダクトの方向性をゆだねるリスクも。今回は、Amazon、Google、Gitlabのプロダクトビジョンの実例から概念を理解し、優れたプロダクトビジョンを作るための8つのポイントを学びます。

「スピードとディファレント」──異次元成長を実現できた2軸。Sales Marker CEO・小笠原羽恭の事業開発論

「異次元成長にはスピードとディファレントが最も重要である」──そう語るのは、創業から3年3ヶ月でT2D3を大幅に上回る成長を実現し、「インテントセールス」を確立したSales Markerの代表取締役CEO・小笠原羽恭さんです。コロナ禍での起業から累計23.5億円の資金調達、そして組織4人から315人への急拡大まで。一般的に「二律背反」とされるスピードと差別化を両立し、競合ひしめくセールステック領域で独自ポジションを築いた経営手法とは?圧倒的な開発スピードを保つ組織づくり、投資家との対話から生まれたバリュープロポジション構築、さらには「論点思考」による組織運営まで、異次元成長を支える実践的メソッドをお聞きします。

【エンタープライズ攻略のイロハ】Veeva Japan 元代表・岡村崇に聞く「バーティカルSaaSの成長戦略」と「CEOの責務」

エンタープライズ市場は、SaaSスタートアップにとって大きな成長機会を秘めています。しかし、その商習慣や要求事項を理解せずに参入すると、思わぬ苦戦を強いられることも少なくありません。SAPやMicroStrategyなど欧米の著名ソフトウェア企業にて数々のマネジメント職を経験し、2011年から2022年までの約10年間、Veeva Japanの代表を務めた岡村崇さんを迎え、エンタープライズ市場攻略のノウハウを伺います。

「鳥人間型」と「山登り人間型」ーマーケティングリーダーに求められる力 〜SUPER STUDIO 執行役員 CMO 飯尾 元〜

今回はSUPER STUDIO 執行役員 CMO 飯尾さんをゲストに迎えCMOの必要性やミッションから、マーケティング組織の構築方法、マルチプロダクトとバーティカル展開の組み合わせやPDCAサイクルの運用方法についてインタビューをいたしました。どのようなタイプの人がCMOに向いているのか?計画と予算の立て方は?などマーケティング部門のスケールアップが学べるエピソードです。