AIプロダクトを売らずに、自分たちがやる。Y Combinator出身 AIネイティブサービス企業 Harper CEOが語る判断軸

Goldman Sachs、Carlyle、Coatueとウォール街のキャリアを歩んだDakotah Rice(ダコタ・ライス)さんが、手元5万ドルで自宅のキッチンテーブルから立ち上げた法人向け保険ブローカー「Harper」。保険会社の求人にIndeedで応募し、現場に入り込み、既存のAIツールを現場の人間が嫌がる様子を目撃したことで「自分たちでやるしかない」と確信。現在はセールス1人あたりの新規売上を業界平均の6倍にあたる年間120万ドルに引き上げ、1件1〜2時間かかっていた申込書類を300件まとめて1〜2時間で処理できる仕組みを構築しました。CRMから電話システム、QA、セールスイネーブルメントまでを内製し、「社内ツールこそがプロダクトのすべて」と語るダコタさんが、AIネイティブ企業の設計思想と自社のMoatを語り尽くしました。

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「メンバーの特性と育成方法」を把握することで、強いチームは築かれる【ベンチャーマネジメント集中講座 第2回】

スタートアップにおける悩みごとの多くは、組織や人にまつわることと言っても過言ではありません。組織の課題をうまく乗り越えていくために重要なのが「ミドルマネジメント」の存在です。彼らをいかに機能させていけるかによって、事業成長の角度は大きく変わります。 そこで、ALL STAR SAAS FUNDは、スタートアップにおけるマネジメントの第一人者である株式会社EVeMと共に「ベンチャーマネジメント集中講座」を全4回で開催しました。 講座第2回のテーマは『強いチーム体制について学ぶ』です。ベンチャーは状況や戦略に応じてチームの体制も柔軟に変えなくてはなりません。チーム体制のパターン分けや、メンバーが輝くアサインメントのポイント、権限設計とルール作りといった項目を学びましょう。

【AI時代の経営論】LayerX CEO・福島良典が実践する「残り2年の猶予」で勝負を決める戦略的意思決定

AI革命によって競争環境が激変する中、「自分たちを含めてスタートアップには2年の猶予しか残されていない」——そう語るのは、ブロックチェーンからSaaS、FinTech、AIへと事業領域を拡張し続けるLayerXの代表取締役CEO・福島良典さんです。目下、凄まじい速さで変化するAI時代を勝ち抜くための要素とは?LayerXが掲げる野心的な目標設定、さらには「やり切る組織」を作るための実行力向上メソッドまで、さまざまなことを伺いました。

「ビジネスのわかるエンジニア集団」を作れ。竹内真が実践する、“商売人CTO”の哲学とAI時代の経営判断

小学生のころに家業の「原価の恐ろしさ」を体で覚え、プログラミングに出会った少年は、やがて「商売人CTO」として組織論を確立していく。ビジョナルCTOとメドレーCHROを歴任した竹内真さんが語る、ビジネスに軸足を置いたエンジニア育成の哲学とは?「300人に1人のCTO」の条件から「仕組みとムーブメント」の組織設計論、そしてAI時代に求められる冷徹な経営判断まで、その真髄に迫ります。

「問題解決」と「課題解決」は違う。営業のプロ・向井俊介に聞く、スタートアップ成長期の営業進化論

PMFを達成し成長してきたSaaSスタートアップが次の壁を超えられない原因とは?マスマーケティングから大手企業へとターゲットが変わっても、営業手法が進化していない企業が直面する「成長の壁」。営業のプロフェッショナル・向井俊介さんが「売る側の論理」から脱却し、「お客さま理解」を深める実践的なステップを伝授。B2B SaaSスタートアップが事業成長カーブを上向かせるための営業戦略を学びます。

「累積思考」なきCOOに、強い戦略は生まれない──倉橋隆文×福島広造のCOO論

資金調達環境が厳しさを増し、成長率と利益率の両立が求められる時代にこそ、COOの役割はかつてなく重要になっている。SmartHRのCOOとしてARRを6,000万円から200億円超へ導いた倉橋隆文さんと、ラクスルで25億円から500億円規模の成長を支え、現在LayerX COOを務める福島広造さん。国内スタートアップを代表する「GREAT COO」が戦略の描き方から予算計画、KPIモニタリング、組織の実行力まで、経営の実践論を語り尽くした。

【権限移譲のリアル】ログラスが4年かけて進めた事例に学ぶ。「いつから、どうやる、権限移譲」

スタートアップの成長に伴い、CEOが直面する壁の一つ「権限移譲」。特にアーリーフェーズではCEOが営業からマーケティング、採用まですべての領域に関与しがちです。しかし、企業の持続的成長のためには、CEOの役割を「全社戦略の立案と未来図の創造」へとシフトさせる必要があります。「誰に任せるべきか」「いつはじめるべきか」「どのように進めるべきか」……権限移譲にまつわる基本的とも思える疑問を解くヒントを、権限移譲を成功裏に実践してきたログラス代表取締役CEOの布川友也さんの経験と洞察から学んでいきます。

【エンタープライズSaaSの要】プロフェッショナルサービスの責務とは?業界歴約30年、Veeva Japan大村耕平のナレッジ

Oracle、Salesforce、そしてVeeva Japanと、外資系ソフトウェア企業でプロジェクトオーナー、プロジェクトマネージャー、そしてプロフェッショナルサービス領域を中心に約30年従事してきた大村耕平さんに、エンタープライズSaaSにおけるプロフェッショナルサービスの要諦を聞きました。「プロフェッショナルサービスは製品ベンダーの最後の砦」と語る大村さん。プロフェッショナルサービスの役割、組織化、人材採用から、エンタープライズ向けSaaSビジネスの成功の鍵まで、豊富な経験に基づく洞察をお聞かせいただきました。

絶対のルールは作らない、そこにブレイクスルーがある。AI inside 梅田祥太朗のCRO論

近年、CRO(Chief Revenue Officer)を置くSaaS企業が増えてきました。事業収益の全責任を負うCROは、北米などのSaaS企業ではすでに当たり前の存在。今後ますます注目のポジションになっていくでしょう。そこで、どのような役職なのか、必要なスキルやマインドセットなど、日本ではまだ数少ないCROの仕事について学ぶべく、AI inside 株式会社の執行役員CROである梅田祥太朗さんにお話をうかがいました。AI insideは、AIとOCR技術であらゆる書類の手描き文字・活字を高精度でデジタルデータ化できる「DX Suite」などのAIサービスを提供しています。契約件数は掲載時点で約13,000件となり、多数の企業・自治体への導入実績を誇っています。聞き手は、ALL STAR SAAS FUNDの楠田司です。

AI時代だからこそ80点じゃ通用しない。「ラストワンマイル」を侮るな──RightTouchのエンタープライズAI進化論

ChatGPT登場の翌月には会社の方向性をピボット、「5年後の未来からのバックキャスト」でデータ戦略を再設計……AIの波にどう乗るべきなのか。RightTouch共同代表・長崎大都さんに、エンタープライズAIプラットフォームへの進化の舞台裏を聞きました。「価値のあるデータ」の定義、PoC2万件を50万件全件に拡げるポストセールスの実践、“Bigger than Bigger”の時代でもスタートアップにアルファが宿る「ラストワンマイル」の本質、SORとSOEの綱引きが変えるSalesforce侵食の構図まで、「AI時代のCS領域」を戦い抜く思考と実践を余すところなく語っていただきました。

SaaSにとって「チーム」と「個人」は、どちらがより良い顧客か?

本稿は、元PayPal COO、元Yammer 創業者兼CEOで、現Craft Ventures創業者David Sacks氏によるブログより許可を得て翻訳し、見出しを追加したものです。結論から言おう。収益の中心はチームプラン、個人向けプランはリード・ジェネレーション向きだ。チームと個人ユーザーとのどちらを主要顧客に据えるかは、SaaS創業者に共通のジレンマである。この決定は、製品デザインだけでなく値付けやパッケージングにも大きな影響がある。私の経験では、チームプランは収益の中心になるため、創業者がエネルギーとリソースを集中させるべき分野である。個人向けプランはリード・ジェネレーションには役立つが、長期的な収益の可能性はずっと低い。