「強いチーム」の定義から逆算せよ──Sales Marker CTO・陳 晨が語る、AI時代のエンジニア採用は「Why・What・Who」を考えられる人材へ

急成長を続けるSales Markerの開発スピードを支えるのは、26ヶ国から集まった70名のエンジニア組織です。CTO・陳 晨さんが追求したのは「強いチーム」の本質。言語や国籍という採用要件を削ぎ落とし、ポジショニング戦略で優秀人材を獲得。AI時代に求められるエンジニア像を「Why・What・Who」を考えられる人材と再定義し、コーディングエージェントは効果測定を徹底。AIネイティブプロダクトの品質管理には「AI QAエンジニア」という新職種を生み出していると言います。「CTOは経営者の一人」という信念のもと、採用からバックオフィスまで関与し、企業のボトルネックを技術で解決し続ける。グローバルな視点と逆算思考が生んだ、AI時代の組織論を深掘りします。

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【AI時代のPdM実践論】プロダクト開発の常識が変わる境界線!SaaSとAIのプロダクトマネジメントにおける変化と対応策

SaaSがAIとの融合を強めるなか、プロダクトマネジメントの現場ではどのような変革が起きているのでしょうか。本記事では、テックタッチの中出昌哉さん、LayerXのケン・ワカマツさん、ALL STAR SAAS FUNDのメンター・宮田善孝さんを招き、既存SaaSへのAI導入と新規AI プロダクト開発における変化を伺いました。デリバリー方法やプライシングなどの変革点、あるいは「本質的に変わらないこと」まで、第一線のプロダクト責任者たちが語る「SaaS × AI」の最前線を紹介します。

パトスロゴス CEO・牧野正幸が説く、AI時代に勝ち残るスタートアップ経営は「揺るがぬ決断力を磨け」

「良い製品が売れるのではない。売れた製品が良くなるんだ」──そう断言するのは、ワークスアプリケーションズを創業し、上場・MBOまで経験したパトスロゴス代表取締役CEO・牧野正幸さんです。AI時代の到来で変化が激しくなるなか、スタートアップが勝ち残るために必要なのは、プロダクトの完成度よりも「まず売る」こと。経営者として28年間、技術革新の波を乗り越えてきた実践知から導かれる、変化に動じない経営の基本原則とは?AI時代のスタートアップ経営に必要な「覚悟」と「実践論」を深掘りします。

HubSpot流「オンボーディング」のポイント:完全リモートでも心がける“インクルーシブ”な雰囲気づくり

製品や組織のみではなく企業のカルチャーをより深く学び、会社と人がお互いを理解する重要な機会となる「オンボーディング」。このオンボーディングをテーマにした記事をお届けしたいと思った時、「人」を中心に置いたカルチャーを大切に守り続けているHubSpotの事例を聞いてみたい、と思いました。インタビューの結果、やはりそこには「人」を中心としたインクルーシブなオンボーディングプログラムがありました。

プレイドに学ぶ、「プロフェッショナルサービス」が機能する組織の条件と、期待できる価値とは?

SaaSの世界で再注目される「プロフェッショナルサービス」は、単なる顧客支援を超えた新たな成長エンジンとなりつつある。株式会社プレイドは、連結ARR100億円突破の背景の一つとして、プロダクトとプロフェッショナルサービスを組み合わせたハイブリッド戦略を推進したことを挙げています。顧客の深い課題に「Dive(深掘り)」し、そこで得た知見をプロダクトに「Scale(展開)」する独自のアプローチとは何か。ALL STAR SAAS FUNDのメンターである山田ひさのりさんが、プロフェッショナルサービスがワークする組織の条件、カスタマーサクセスとの住み分け、人材採用の課題まで、実践的な知見を総合的に解説します。

社会変革とスタートアップ起業〜物流業界で非連続な成長を志向する中で得たVertical SaaSの教訓〜アセンド CEO 日下瑞貴〜

クラウド化が遅れている物流業界は、2024年問題による輸送能力不足という課題に直面しています。このような状況下で、アセンドは複雑な業務オペレーションの標準化に挑戦し、Vertical SaaSの立ち上げに取り組んできました。創業者が語る起業の経緯、SaaS開発の苦労、そしてブレイクスルーの瞬間を時系列で追いながら、Vertical SaaS企業としての成長過程を探ります。この事例を通じて、他のVertical SaaS起業家に向けた貴重な教訓と学びを提供していきます。

革新的ソフトウェアの初期投資家に聞く、これからのSaaS企業──Kleiner Perkins・Mamoon Hamidインタビュー

激しい変化を続ける今日のSaaS市場を米国のベンチャーキャピタルはどう見ているのか。Box、Rippling、Figmaなど著名なSaaS企業への投資実績をもつ Kleiner Perkins のPartner Mamoon Hamidさんに『減速するSaaS、加速するSaaS』をテーマにお話しいただきました。彼が注目する「SaaSの戦略」、そして「評価ポイント」とは。彼が見てきた現実、景色、そして予測する「これからのSaaSの姿」を聞きました。

【エンタープライズ攻略のイロハ】Veeva Japan 元代表・岡村崇に聞く「バーティカルSaaSの成長戦略」と「CEOの責務」

エンタープライズ市場は、SaaSスタートアップにとって大きな成長機会を秘めています。しかし、その商習慣や要求事項を理解せずに参入すると、思わぬ苦戦を強いられることも少なくありません。SAPやMicroStrategyなど欧米の著名ソフトウェア企業にて数々のマネジメント職を経験し、2011年から2022年までの約10年間、Veeva Japanの代表を務めた岡村崇さんを迎え、エンタープライズ市場攻略のノウハウを伺います。

日本のSaaSにはまだ足りない…急成長を支える「プロダクトビジョン」を作るための8つのポイント

スタートアップから上場企業まで、テクノロジー企業ならば永遠と向き合う概念が「プロダクトビジョン」。しかし、日本のスタートアップでは、プロダクトビジョンがそもそも無かったり、曖昧なまま見直されないケースも少なくありません。それは、目的地とコンパスの無い航海のようなもので、成長スピードが遅くなるだけでなく、受託開発のように顧客へプロダクトの方向性をゆだねるリスクも。今回は、Amazon、Google、Gitlabのプロダクトビジョンの実例から概念を理解し、優れたプロダクトビジョンを作るための8つのポイントを学びます。

SaaSを基礎から覆し、ARR100億円を突破!Snyk創業者・Guy Podjarnyに学ぶ「新GTM戦略」

セキュリティ領域でデベロッパーコミュニティと連携し、「ボトムアップ型」と「トップダウン型」両方の型を採用しながら、GTM戦略を実践しているユニークな企業「Snyk」。今回の記事では、Snykの創業者であるGuy PodjarnyさんとGTM戦略を解剖していきます。これまでの「型」は「常識」として受け入れ、主軸に置くべきなのか。あるいは、SaaS事業戦略の新しい視点が加わるのか。